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水道管から始まった世界企業 クボタが世界150カ国で支持される理由大阪ビジネス(3/3 ページ)

クボタはなぜ世界150カ国以上で支持される企業になったのか。原点は、コレラの流行に立ち向かうため水道管の国産化に挑んだ創業者の使命感にあった。食料・水・環境を支える企業へ成長した軌跡をたどる。

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大阪ビジネス』(大野雄斗/クロスメディア・パブリッシング)

 例えば、大規模な農地が広がる北米と、狭い田んぼが密集するアジアでは、求められる機械の性能は全く異なります。クボタはそれぞれの土地の土壌、気候、作物の種類、現地の経済状況を分析し、ぴったりな商品をつくり上げるのです。そのきめ細かいビジネスの結果、クボタ製品は150カ国以上に輸出され、いまでは企業全体の海外売上比率は77%になりました。

 クボタがここまで売り上げを拡大することができたのは、常に誰かの困りごとを解決したいという切実な想いがあったから。その気持ちが、作物を育む豊かな土壌を守り、生命を支える清らかな水を届けるという壮大な事業へとつながっているのです。

 大阪が生んだクボタという“巨人”は、今日も世界のどこかで、誰かの食卓を、そして誰かの一杯の水を届けています。

大野 雄斗(おおの・ゆうと)

在阪テレビ局の報道記者

1997年、愛知県春日井市生まれ。2020年、京都大学文学部卒業。

在阪テレビ局入社後、報道記者として配属。新規ビジネスや企業調査など経済分野の取材経験がある。そのほか、大阪府警担当として、殺人事件などの凶悪事件を扱う捜査一課や、知能犯を扱う捜査二課などを取材。

その後、奈良県警担当として安倍元総理銃撃事件などを取材し、神戸支局では兵庫県および徳島県の話題を専門に取材。

現在はWEBニュースの執筆や配信を担当している。


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