コラム
「冷やしすぎないエアコン」がヒット ダイキンの逆転発想:大阪ビジネス(2/2 ページ)
ダイキンはなぜ空調世界一の企業になれたのか。その原点には、エアコンを売るのではなく「快適な空気」を届けるという発想があった。日本初のパッケージエアコンから「うるるとさらら」まで、独自の挑戦をたどる。
こうした新たな価値観を大切にできる理由のひとつが、「協創」を重んじる企業文化です。社内に閉じこもるのではなく、富士フイルムや日立、旭化成などといった他企業や大学と積極的に連携し、技術を高めあうことで新しい価値を生み出しています。
この柔軟な姿勢は、東大阪の数々の町工場たちが持っているネットワーク重視の文化に通じるものがあります。「みんなで高め合おう」という開放的なマインドが、世界中の異なる気候や文化を持つ国々での成功を後押ししています。
空気を売るという、形のないビジネスにおいて世界一になったダイキンの戦略からは、デジタル化が進み、人間関係が希薄になってきている今だからこそ学ぶものがあります。
大野 雄斗(おおの・ゆうと)
在阪テレビ局の報道記者
1997年、愛知県春日井市生まれ。2020年、京都大学文学部卒業。
在阪テレビ局入社後、報道記者として配属。新規ビジネスや企業調査など経済分野の取材経験がある。そのほか、大阪府警担当として、殺人事件などの凶悪事件を扱う捜査一課や、知能犯を扱う捜査二課などを取材。
その後、奈良県警担当として安倍元総理銃撃事件などを取材し、神戸支局では兵庫県および徳島県の話題を専門に取材。
現在はWEBニュースの執筆や配信を担当している。
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