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ペイミーCOOから原宿の銭湯へ 1日500人が訪れる「小杉湯原宿」はどう実現したのかキャリアを180度変え、斜陽産業に挑む挑戦者たち(1/5 ページ)

将来を約束されたスタートアップのCOOは、なぜ斜陽産業といわれる銭湯業界へ飛び込んだのか。原宿で1日500人が訪れる「小杉湯原宿」を実現した、その挑戦と『文化を残す経営』に迫る。

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特集:キャリアを180度変え、斜陽産業に挑む挑戦者たち

縮小が続く斜陽産業に、20〜30代の若者たちが事業承継や経営参画を通じて挑んでいる。異業種から180度のキャリアチェンジを決断した彼女たちは、なぜあえてその業界を選んだのか。その挑戦と再生の物語を追う。

 2024年4月、東京・原宿に銭湯「小杉湯原宿」が誕生した。東京・高円寺で90年以上続く老舗銭湯「小杉湯」が出店した店舗で、東急不動産が2024年に開業した商業施設「ハラカド」の地下1階で営業する。「ラフォーレ原宿」など、原宿を代表する商業施設が集まる神宮前交差点という立地から、小杉湯原宿は開業前から注目を集めていた。

 開業から2年が経った現在、1日平均の来客数は500人を超える。男女比は6.5:3.5で男性が多く、年齢層は30〜40代がボリュームゾーンだという。地元の人に加え、夜勤明けの看護師や、地方から推し活目的で夜行バスで来た若者など、幅広い層が訪れる。


小杉湯原宿。1日のおよそ500人が訪れる銭湯だ(画像:以下、ゆあそび提供)

 「原宿のど真ん中に銭湯をつくる」という異例のプロジェクトをけん引したのが、ゆあそび(東京都渋谷区)の関根江里子社長だ。実は彼女は、銭湯業界出身ではない。金融系のスタートアップ「ペイミー」でCOOを務めていたが、そこから銭湯の業界に飛び込んだ。

 銭湯は、1968年には1万7999軒あったが、現在は1493軒にまで落ち込んでいる(参照:全浴連「昭和33年からの組合加入銭湯数の推移」)。ピーク時の10分の1以下にまで減少した業界だ。将来を約束されたキャリアを捨てて、なぜ斜陽産業へ飛び込んだのか、関根氏に取材した。


ゆあそびの関根江里子氏

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