なぜ「一度消えた」オニツカタイガーは復活したのか 世界的ブランドへと成長した背景:長浜淳之介のトレンドアンテナ(1/5 ページ)
アシックスのブランド「オニツカタイガー」が絶好調だ。2027年には分社化を控えるブランドのこれまでと、新たにオープンした旗艦店についてまとめていく。
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著者プロフィール
長浜淳之介(ながはま・じゅんのすけ)
兵庫県出身。同志社大学法学部卒業。業界紙記者、ビジネス雑誌編集者を経て、角川春樹事務所編集者より1997年にフリーとなる。ビジネス、IT、飲食、流通、歴史、街歩き、サブカルなど多彩な方面で、執筆、編集を行っている。
アシックスが展開する、世界的なファッションブランド「Onitsuka Tiger(オニツカタイガー)」は7月10日、東京・新宿に世界最大のグローバルフラッグシップストアをオープンした。
同ブランドは現状、薄底・厚底を問わず多種多様なデザインのスニーカー商品を販売しているだけでなく、アパレル、バッグ、アイウェアなどにも進出。総合アパレル化に舵(かじ)を切っている。広報担当者は 「単に販売力を上げるために大きな店をつくったのでなく、これだけのスペースを取らなければ、今のオニツカタイガーの全体像を表現できないと感じた」と説明する。
2階には世界的に人気が高い「NIPPON MADE」シリーズのエリアを設けた。この階に限らず、どのフロアにもゆっくり座って試着できる椅子を多数配置し、在庫も豊富に確保している。
3階には、ブランドの顔ともいえる「MEXICO 66」の展示があり、スニーカーファンなら必見のフロアとなっている。その他、中2階にはゲームコーナーを全面的に展開しているのも大きな特徴だ。昔懐かしいインベーダーゲームや、バスケットボールのシュートゲーム、プリクラなどで遊べるようにした。
オニツカタイガーの店舗、特に東京・銀座や大阪・心斎橋の店舗は、外国人の顧客比率が高く、海外の人気ぶりを実感する。この店もインバウンドを狙っている。一方、これまでブランドに興味がなかった人でも、ゲームコーナーをきっかけにオニツカタイガーの魅力に触れられるようにしてる。
そもそもオニツカタイガーが、なぜ世界的な人気を獲得するに至ったのか。同店が構築された背景と合わせて探ってみたい。
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