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居酒屋の倒産件数が増えているのに、なぜワタミの「鳥メロ」は好調なのか 約6年ぶり新規出店の勝算:長浜淳之介のトレンドアンテナ(2/4 ページ)
コロナ禍で出店戦略を見直してきたワタミだが、直近では居酒屋業態が好調だ。その背景を探る。
コロナ禍の戦略見直しが功を奏した
コロナ前には140店に達していた鳥メロだが、現在の店舗数は98店(6月時点)だ。 これは、ワタミが「コロナ後には若者をはじめとする酒離れがさらに進み、居酒屋の売り上げが7割程度にしか回復しないのではないか」と考えた結果でもある。コロナの最中に収益性が低い店を閉めるか、焼肉などの食事主体の業態に変更していった。
現状残っているのは、コロナ禍のような非常事態が起こっても、そのあと生き残っていけるであろう「厳選された店」ばかりになっている。 既存店の売り上げが過去最高になっているのは、鳥メロにとって最適な立地、営業形態の見極めが、しっかりできているからだろう。
そうした中、なぜ出店再開の1号店を立川に出したのか。前出の照内氏は次のように話す。
「もともと立川には2020年6月まで店舗があった。どういう顧客がいて、ライバル店はどこというのも把握していたので、これなら成功できると思った」
つまり勝手知った場所で、店づくりが即座にイメージができた。 JR立川駅の1日の平均乗降客数は約30万人で、JR東日本では多摩地区最大。また、多摩都市モノレールの立川北駅と立川南駅を合わせて、約7万5000人が利用する。1日約37万5000人が利用するターミナル駅のすぐ近くという立地は、近隣住民やビジネスパーソン、買物客を取り込める点で非常に魅力的だ。
しかも、家賃が安めのビル3階で、居酒屋だった物件を居抜きで借りられた。4人席が中心で、テーブルを動かせることから多人数のグループにも対応し宴会需要に応えられる。
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