コラム
「知っている」と「分かっている」は違う? 物事を自分の言葉で考えるということ(3/4 ページ)
「成長」や「仕事」の意味を、私たちは本当に分かっているだろうか。知識として知るだけでなく、自分の言葉で定義し、考えを深める「概念的思考」。その基本となる「定義化」を通じて、自分なりの思考の軸をつくる方法を紹介する。
さて、このワークに対し、実際のワークショップではどんな答えが出てくるでしょう。下に紹介するのは、私の主宰する「概念工作塾」で受講者たちが出してくれた答案の一例です。
このワークの設計意図を紹介しておきましょう。下図のとおり、作業1→作業2→作業3→作業4の一連の流れを私は「π(パイ)の字思考プロセス」と名づけています。
「πの字思考プロセス」は、抽象化→概念化→具体化の流れになります。流れの起点は、日々の生活のなかの雑多な経験や出来事を見つめること。そこから本質を引き抜いて、言葉で定義します。さらには絵図で描いて、肚に落とします。この過程を通じ、概念が明瞭に強く形成されます。そして最後に、つかんだ概念を抽象次元で終わらせないよう行動・実践に変え、具体次元に下りていく。
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