ニュース
百貨店の苦境が鮮明に 58社中49社が減収、地方では「空白県」が拡大(1/2 ページ)
東京商工リサーチによると、主要百貨店58社の2025年度決算は減収減益となった。58社中49社が減収となるなど苦境が鮮明に。百貨店のない「空白県」も全国4県に拡大している。
百貨店業界が厳しい現実に直面している。東京商工リサーチによると、主要百貨店58社の2025年度決算は、売上高合計が2兆630億円(前期比580億円減)、純利益合計が1113億円(同365億円減)で「減収減益」となった。倒産や廃業などで対象社数は5年前の前回調査から8社減り、閉店の動きが続いている。
2025年度は減収が49社(84.4%)と、増収の9社(15.5%)を大きく上回った。2024年度は減収32社(55.1%)、増収26社(44.8%)と拮抗していたが、減収のトレンドがはっきり表れた。
2024年度は価格転嫁に伴う値上げ効果が増収を支えたが、人件費をはじめとするコストアップで採算は悪化し、2期連続の減益となった。利益が判明した57社のうち、40社(70.1%)が減益となった。
損益別では、赤字企業は22社(38.5%)にのぼり、前年度から5社増えた。大都市を中心にインバウンド需要で回復する動きもみられるが、ショッピングモールや専門店、ECサイトへの顧客流出が続き、客数減による販売不振は深刻さを増している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
富士そば「外国人観光客お断り」は悪なのか 立ち食いそば騒動が問いかけた現実
庶民の味方である立ち食いそばに、外国人観光客が押し寄せる現象が起きている。外国人観光客お断りを示す店舗もあるが、「そば」が本当の意味でも世界に愛される日本食になるためにできることとは。
「廃虚アウトレット」の乱立、なぜ起こる? 絶好調なモールの裏で、二極化が進むワケ
業績を大きく伸ばすアウトレットがある一方で、ほとんど人も来ず、空きテナントだらけのアウトレットが増えている。その原因は何なのか?
丸亀製麺は“讃岐うどん”の看板を下ろしたほうがいい、これだけの理由
またまた炎上した。丸亀製麺が讃岐うどんの本場・丸亀市と全く関係がないことである。このネタは何度も繰り返しているが、運営元のトリドールホールディングスはどのように考えているのだろうか。筆者の窪田氏は「讃岐うどんの看板を下ろしたほうがいい」という。なぜなら……。
なぜ「皮だけ」「ガリだけ」が売れるのか 販売データで見えたドンキ「偏愛めし」の買われ方
「ガリだけ丼」「皮だけフライドチキン」など、一見ネタのような商品が並ぶドン・キホーテの「偏愛めし」。累計1122万点を販売した裏側には、「誰かの120点」を追求する商品開発と、販売データから見えてきた意外な購買行動があった。



