2015年7月27日以前の記事
検索
コラム

オフィスで「電動ハンディファン禁止」と言われた……マナーで片付けられない“セキュリティリスク”の存在「キレイごとナシ」のマネジメント論(4/4 ページ)

すっかり普及したハンディファン。職場で使用を制限する背景には、「行儀が悪いから」以外の理由もある。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-
前のページへ |       

「うちわや扇子も禁止で」という新たな声

 ところである企業では、若手女性社員たちから、次のような問題提起があったそうだ。

 「会議中に、うちわを使ってる人がいる。その風が顔にかかって不快だ」

 「本部長が使っている扇子から漂う、あの独特の匂いがキライ」

 これまでは、このような声は出てこなかった。しかしハンディファンの持ち込みを禁止するなら、あのうちわや扇子はどうなのか。役職者が使っているから、禁止されないのか。そうした不満が噴出したという。

 実際に、

 「ハンディファンが禁止なら、うちわや扇子も禁止で」

 このような声が出ている企業は、他にもある。

 ここまで見てきたように、ハンディファンの禁止理由は、情報セキュリティ、火災リスク、電気の私的利用といったものだ。だから、同じ理由でうちわや扇子を禁止することはできない。

 風が顔にあたる、匂いが気になる、といった理由で、

 「うちわや扇子も持ち込み禁止」

 とはできないだろう。禁止にしたらしたで、「書類でパタパタ」やる人が増えるかもしれない。だからといって、この問題を放置してはよくない。このような声から見えてくるのは、

 「役職者たちは優遇されている」

 という社員の不満だ。このような不満を放置しておくのは、決して健全とは言えないだろう。会議中の風や匂いに不快感を覚えながらも、相手が役職者であるがゆえに、口に出せずにいる社員は少なくない。

 ルール化できないことと、配慮が不要であることは、まったく別の話だ。

 「うちわを使う場合は、周りに配慮するように」

 「強い香りがする扇子を使うのは控える」

 こうした小さな心がけを、上司や役職者にしっかりと示す。それだけでも、職場の空気は変わってくる。ルールにできない不満ほど、日々の気遣いで解消していく必要があるのだ。

まずは、自分の職場のルールを確認しよう

 さて、話をハンディファンに戻そう。

 ハンディファンをオフィスで使いたいと考えている方は、まず自分の会社のルールを確認してほしい。禁止されている会社は、実際に存在するのだから。

 その理由が、モーター音や見た目といった配慮の問題なのか、それとも情報セキュリティや電気管理に関わるものなのか、あるいは火災リスクという安全面の問題なのか。理由を知ったうえで使うことは、無用なトラブルを避けるためにも重要だ。

視聴無料・LIVE配信:
無料セミナー「ROI視点で考える本気のAI PC選定」開催!

photo

  • 開催日:8月28日(金)
  • 形式:オンラインセミナー
  • 参加費:無料

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

前のページへ |       
ページトップに戻る