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「やせ薬ブーム」も影響? 「粉末プロテイン」の値上げラッシュがまだまだ続きそうと思える、深刻な背景(2/3 ページ)

明治など、プロテイン製品の値上げが相次いでいる。背景には何があるのか。

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世界的な健康志向でニーズが拡大 「プロテインそのもの」以外も人気に

 プロテイン需要を押し上げているのが世界的なフィットネス・筋トレの普及だ。健康志向の高まりから習慣的に運動する人が増え、これに応える形で24時間型ジムや小型ジムが増えた。「chocoZAP」のような初心者向けのジムも増えている。

 プロテインはかつて、ボディビルダーやアスリート向けという印象が強かったが、一般層にも広がり、運動の前後に摂取する習慣が定着した。中国やインドなどの新興国でもプロテイン製品の需要が伸びている。インドネシアやフィリピンなど東南アジアも経済成長で余暇が拡大した。何もなかった田舎に小型ジムが現れ、商店街にはプロテイン専門店が出店するなど、フィットネスとプロテイン製品の需要拡大は世界的な潮流となっている。

 プロテインとは文字通りタンパク質に過ぎない。だがメーカーによる宣伝の影響で、トクホやサプリメントのように「健康に良い」と認識する消費者も増えた。近年ではバーやスイーツ、飲料などのプロテイン含有食品も売れている。ヨーグルトではダノンの「オイコス」が近年、急激に認知度を高めた。タンパク質をある種の健康食品や特効薬のようにうたうテレビ番組やSNSの投稿も増えており、ニーズ拡大に影響を与えている。


出所:ダノンジャパン公式Webサイト

 牛乳の主要な生産地はインド・米国・中国だが、前述の通りホエイプロテインはチーズの副産物として生産される。チーズの生産地は欧米であり、新興国による生産では価格下落を期待できない状況だ。

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