ファミマ、10年ぶり「新型レジ」導入 有人・セルフを1台に集約、どう変わったのか(2/2 ページ)
ファミリーマートが10年ぶりにPOSレジを刷新する。店舗の人手不足が課題となる中、レジ業務の効率化を進める狙いだ。新型レジにはどのような工夫を盛り込み、店舗の働き方をどう変えようとしているのか。
セルフモードの特徴は?
客数が落ち着く深夜帯や、店員が品出しや清掃など他の業務を行う際は、セルフモードに切り替える。基本的な操作は従来のセルフレジと同じだ。ファミマの公式アプリ「ファミペイ」を利用する場合は最初にスキャンし、購入する商品を登録して、支払い方法を選んで決済する。
新型POSレジでは、従来のセルフレジではできなかった「電子マネーへのチャージ」にも対応した。消費期限が迫ったおむすびや弁当などを対象に割引する「エコ割商品」も購入できるようにした。
利用客が店員に対応してもらいたい場合や操作方法が分からない場合に備え、画面上に「スタッフ呼び出しボタン」を設けた。ボタンを押すと呼び出し音や他のレジ端末への通知でスタッフに知らせ、対応を促す仕組みだ。
店舗に合わせてレジの構成を変更できる
店舗ごとの設置環境に合わせて、レジの構成を変更できる点も特徴だ。通常は店員側と客側の2面にディスプレイを備えるが、店員側のディスプレイをなくし、客側の画面だけを備えたセルフレジ専用の形にして、壁面に設置することも可能だ。キャッシュレス決済の比率が高い店舗では、自動釣銭機を付けない構成にもできる。
今後、ひらがなや英語への表示切り替え、音声による案内機能なども順次導入する。
ファミマでは、約3割の加盟店で人材不足が課題だという。店舗スタッフの業務の3〜4割を占めるレジ業務を、新型POSレジで効率化する。同社は2030年度までに、店舗における1日当たりの総労働時間を2025年度比で約2割削減する目標を掲げる。
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