ワークマン、リカバリーウェアの「スーツ」発売 利用シーンを拡大、初年度売り上げ23億円目指す(1/3 ページ)
ワークマンがリカバリーウェア事業をさらに拡大する。最上位モデルや仕事中にも着られるスーツ・作業着を投入し、2026年通年で500億円の売り上げを目指す。
ワークマンは9月8日、都内で開催した新製品発表会で、今シーズンの成長戦略を発表した。シリーズ累計1400万着を販売するリカバリーウェア「MEDIHEAL」(メディヒール)について、さらなる成長に向けて「第2フェーズへ突入する」とした。仕事中にも着用できるスーツやMEDIHEALの最上位モデルを発売する。
MEDIHEALは、遠赤外線による血行促進作用で、疲労や筋肉のコリの改善を目的とするリカバリーウェアだ。ワークマンは2025年の秋冬シーズンから大規模な販促に踏み切り、2026年1〜7月には1200万着を販売した。競合製品が贈答用として1万円以上で販売されるケースが多かった中、長袖シャツ1900円からという価格設定で大衆化を進めた。
ワークマンが実施した調査によると、リカバリーウェア業界におけるブランド認知率は、2025年7月時点では、りらいぶ社の「リライブシャツ」が46.4%で1位、ワークマンのMEDIHEALは24.1%で2位だった。一方、2026年6月の同調査ではワークマンが1位となり、認知率は45.7%と前回から21.6ポイント上昇した。
ただし、新規参入が増加しており、競争は激しくなっている。2026年1月にはニトリもリカバリーウェアを発売し、2026年6月における認知度は21.6%で4位となった。医療機器などの承認審査を行う医薬品医療機器総合機構へのリカバリーウェアの届け出件数は、2023年時点では4件だったのに対し、2026年は記事執筆時点で225件に達している。
ワークマン専務取締役の土屋哲雄氏は「ただ疲労回復だけでは勝てない時代に来ている。ワークマンは、リカバリーウェアの第2章に突入する。利用シーンの拡張や、機能の拡大を図る」と説明した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ワークマン「不審者パーカー」がヒット 2026年は12万点販売、人気の背景は?
ワークマンの通称「不審者パーカー」がヒットしている。顔を覆える仕様が話題を呼び、2026年は12万点を販売予定だ。
ドンキの折りたたみ傘に「ぜっっったい買わない方がいい」 酷評レビューにどう向き合う? 商品改善会議をのぞいてみた
「骨の部分がすぐ錆びる」「ぜっっったい買わない方がいい」――。ドンキが販売する折りたたみ傘に実際に寄せられた口コミだ。こうした声をどう受け止め、商品改善につなげるのか。実際の会議を見学した。


