ワークマン、リカバリーウェアの「スーツ」発売 利用シーンを拡大、初年度売り上げ23億円目指す(3/3 ページ)
ワークマンがリカバリーウェア事業をさらに拡大する。最上位モデルや仕事中にも着られるスーツ・作業着を投入し、2026年通年で500億円の売り上げを目指す。
最上位モデル「MEDIHEAL COSMOS」を投入
MEDIHEALの最上位モデルとして「MEDIHEAL COSMOS」を新たに投入する。価格は「長袖クルーネック」「ロングパンツ」がそれぞれ2900円だ。同社の通常モデルと比べて1000円高いものの、最上位モデルとしては手に取りやすい価格に抑えた。
MEDIHEAL COSMOSには、宇宙空間の激しい温度変化に対応するため、米NASA向けに開発された温度調節技術「アウトラスト」を採用した。生地に含まれるマイクロカプセルが、暑いときは余分な熱を吸収し、寒いときは蓄えた熱を放出することで、衣服内を30度前後に保つという。睡眠中の着心地にも配慮し、縫い目を平らにした。
初年度計画数は314万着で、83億円の売り上げを目指す。
欠品対策はどうするのか
急拡大する需要への対応も課題になっている。ワークマンは4月に開催した新製品発表会で「欠品撲滅」を掲げて大幅に増産したものの、実際にはリカバリーウェアの半袖Tシャツなどで欠品が発生した。
一方、「夏の疲れを、秋に持ち越さない」という消費者心理や、9月21日の敬老の日に向けたプレゼント需要などから、9月以降はニーズが拡大する傾向にあるという。
供給体制を強化するため、国内では群馬県高崎市に最大500万着を保管できる倉庫を確保。さらに中国にも最大720万着を備蓄できる倉庫を用意し、必要になった場合はすぐに船積みできる体制を整える。倉庫にかかる費用は年間で売上高の約8%に相当するという。土屋専務は「相当な費用がかかる。今度は欠品を起こさないという強い決意でやっている」と話した。
2026年8〜12月におけるMEDIHEAL全体の秋冬物では、最大2200万着を販売する計画だ。2026年通年では500億円の売り上げを目指す。
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