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「チャイナリスク」なのに、なぜ増やす? はま寿司200店、サイゼリヤ604店……日本企業の“ねじれ”:スピン経済の歩き方(2/5 ページ)
「はま寿司」や「サイゼリヤ」など、日本企業の中国進出が加速している一方で、国内への恩恵はほとんどない可能性がある。なぜかというと……。
中国で店舗数を伸ばしているサイゼリヤ
サイゼリヤの2026年8月期第3四半期の決算説明資料によると、中国国内の店舗数は604店舗に達している。2025年は500店舗ほどだったものが、「中国国内で1000店舗」という目標を掲げて着々と店舗網を拡大しているのだ。ちなみに、日本国内の店舗数は1063店舗なので、今のペースで増えれば、いずれ日本国内の店舗数に匹敵する規模になる。
また、吉野家も2024年8月時点では中国国内に634店舗を展開していたが、2年後の2026年8月には713店舗まで増えている。海外1079店舗のうち、7割近くを中国が占めている。
良品計画が展開する「無印良品」も、中国の消費者に支持され、成長している。2024年8月期には中国大陸に398店舗を展開していたが、2025年5月末には414店舗、2026年8月期には430店舗まで増えている。ちなみに、こちらも海外店舗755店のうち、約57%を中国が占めている。
さて、こういう話を聞くと、モヤモヤしてしまう人も多いのではないか。観光業、食品、リチウムイオン電池、レアアースなどの分野で叫ばれている「脱・中国依存」と真逆の動きだからだ。
ご存じのように今、日本では経済安全保障の名のもとで、中国への過度な依存を減らすべきという声が高まっている。例えば、分かりやすいのがレアアースだ。
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