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多用厳禁 会議で言い訳が出なくなる「布石管理」というコミュニケーション術:「キレイごとナシ」のマネジメント論(3/3 ページ)
会議で部下から「リソースが足りない」「一度検討させてほしい」と出される“言い訳”。事前に芽を摘み、建設的な議論へ導く「布石管理」のノウハウを解説する。
布石管理は「会議冒頭の数分」で完結する
言い訳をされる前に、事前に「布石」を打つ。この「布石」を管理するから、私はこれらの方法を「布石管理」と呼んでいる。どのようなシチュエーションで、どんな布石を打てばいいか。そのレパートリーが増えれば増えるほど、対応力は高まるだろう。
言い訳が出てから指摘したり注意したりすると、された側はストレスがたまる。言い訳をしたほうも同様だ。一度反対意見の立場を取ると、その立場をひっこめることは難しくなる。なぜなら「一貫性の法則」という心理傾向が働くからだ。
誰だって、一度口にしたことを「なし」にすることは難しい。だから、言い訳が出る前に布石を打つべきだ。これこそが、会議の主導権を握るためのコミュニケーション術である。
ただし、この「布石管理」の多用は厳禁だ。 毎回先回りして言い訳を潰したり、第三者の例を出したりしていると、部下は「言論統制をされている」「誘導されている」と感じ、次第に発言自体を諦めるようになってしまう。布石管理はあくまで、議論を「できない理由探し」から「解決策の検討」へシフトさせるための“切り札”として、ここぞという場面で使うべきである。
日ごろから言い訳ばかり言われ、疲弊しているマネジャーは、言い訳をコレクションしてほしい。そしてそれを「資産化」するのだ。その資産は必ず、次の布石を打つために役立つだろう。
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