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「AIなりすまし面接」が現実に 求められる「構造化面接」と採用リテラシー(1/3 ページ)

オンライン面接で生成AIやディープフェイクを悪用する「AI応募者」が現れ始めた。FBIも警告する偽装工作の実態と、行動面接や構造化面接による見破り方を解説。AI時代の新たな採用戦略と人事の対応策を提示する。

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 オンライン面接に現れた応募者。流暢に経歴を話しているが、よく見ると声と口の動きが合わない。会話もどこか不自然だ――。

 9月10日、都内企業の中途採用におけるオンライン面接に「AIとみられる応募者」が現れたとするXの投稿が話題となった。

 面接官がAIの使用を疑うと、男性は「AIは使っていません。“ご自身”が直接お話ししています」と回答した。自分自身を「ご自身」と表現したこと、声と口の動きのずれ、視線、応募先企業の社名を正しく読めないことなどから、投稿者はAIによるなりすましを疑ったという。

 「AI応募者」は、もはや未来の話ではない。この事実に驚いた方も少なくないのではないだろうか。


「AI応募者」は未来の話ではなくなってきている(ゲッティイメージズ)

AI応募者の実態

 AIを使って面接に臨む手法には、さまざまなパターンがある。生成AIにリアルタイムで回答を考えさせて回答する、AIで声を変える、映像上の顔を置き換えて別人が面接に対応するといったケースもある。

 応募者から見れば、AIを使うことで本来の自分では通らない選考を突破できる可能性がある。専門知識や語学力を補い、経歴や能力を実際以上によく見せることもできるかもしれない。

 今や採用選考において、AIを利用すること自体は珍しくない。Gartnerの2024年の調査によると、求職者の39%が応募プロセスにおいてAIを利用していることが分かっている。同社の2025年の調査では、6%が他人になりすまして面接を受ける、あるいは他人に自分のふりをさせるといった面接不正への関与を確認している。加えてGartnerは、2028年までに世界の応募者プロフィールの4分の1が偽物になるとまで予測しているのだ。

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