2015年7月27日以前の記事
検索
連載

「AIなりすまし面接」が現実に 求められる「構造化面接」と採用リテラシー(2/3 ページ)

オンライン面接で生成AIやディープフェイクを悪用する「AI応募者」が現れ始めた。FBIも警告する偽装工作の実態と、行動面接や構造化面接による見破り方を解説。AI時代の新たな採用戦略と人事の対応策を提示する。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-

AI応募者を見破るポイントは2つ

 AI応募者を見破る手段はあるのか。考えられる対策は大きく分けて2つある。

映像や音声の違和感

 前述したケースでは、声と口の動きが一致しない、視線が不自然、会話に独特の間があるといった特徴があった。

 FBIは、オンライン面接で本人確認が必要な場合、ビデオをオンにする、背景を隠させない、現在地について質問する、顔の前で手を振ってもらう、という方法を挙げている。AIで顔だけを置き換えている場合、顔の前に手や物が重なることで映像処理が崩れる可能性があるからだ。

「行動面接」で経験を深く掘り下げる

 もう一つは、本人の経験を具体的に掘り下げる質問を投げることだ。

 「志望動機は?」「あなたの強みは?」といった定型的な質問は、生成AIでもそれらしい回答を作成しやすい。しかし「そのとき、あなたはなぜその判断をしたのか」「他の選択肢はなかったのか」と、当時の判断プロセスまで掘り下げると、用意された回答だけではごまかしにくくなる。


質問を「そう判断したプロセス」まで掘り下げていく

 「経験したプロジェクトで、一番困ったことは何か」「あなた自身は何をどこまで担当したのか」など、一つの事実に対して質問を重ねていくことが重要だ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る