ジャングリアは「約3万円のファストパス」を発売 各テーマパークで「高くても乗れる」チケットが普及した、納得の背景(2/3 ページ)
ここ数年、各テーマパークで有料の優先乗車券の導入が進んでいる。各パークの事例や背景をまとめていく。
2023年には40周年を記念して、対象のアトラクションへ無料で優先入場できる「40周年記念プライオリティパス」を始めた。アプリなどから特定の人気アトラクションへの優先入場を予約できるサービスだ。
こちらは当初から期間限定としており、2026年8月にサービスを終了した。現在、行列をパスするにはディズニー・プレミアアクセスを利用する必要がある。プレミアアクセスを導入した理由について、運営元のオリエンタルランドは次のように公表している。
「両パークでは、1日当たりの入園者数上限を新型コロナウイルス感染症流行前よりも引き下げ、快適なパーク環境を目指した運営をしてまいります。今後も多様化するゲストニーズに柔軟にお応えできる施策を導入し、体験価値の向上に取り組んでまいります」
2010年代までTDRは過剰な混雑が顧客満足度を下げるという課題を抱えていた。コロナ禍以降、値上げや年間パスポートの廃止、価格変動制によって客数を減らす一方、客単価を上げる施策を進めている。プレミアアクセスの導入もその一環と言える。
USJでは開業当初から販売していた
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は同様のサービスとして入場券とは別に「ユニバーサル・エクスプレス・パス」を販売している。期間限定のものを除くと、現在は4種類がある。
最も安い、特定の4つのアトラクションに優先的に乗れる「エクスプレス・パス4」は1万4800円〜だ。最も高いのは7つのアトラクションを選べる「エクスプレス・パス7」で2万1800円〜。優先入場できるのは1つのアトラクションにつき、1回まで。USJでは開業当初から、同様のシステムを導入していた。
同じく関西のひらかたパークでも優先乗車券を販売している。「混雑時にも時間を気にせず効率よく園内を回りたい」「子どもやお年寄りにとって負担が大きいアトラクションの待ち時間を短縮したい」などのニーズに応える狙いがあるという。価格は、ジェットコースター類の2アトラクションが1回500円、ウォーターアトラクションが1500円だ(オンライン上で購入)。SNSでは待ち時間を短縮できるとして、好意的な意見も多くみられる。
同様のチケットは、国内の他の施設でも見られる。富士急ハイランドは2008年、ナガシマスパーランドは2015年に導入していた。
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