「麻辣湯」市場が大混戦 七宝、楊國福、ラホンバン……勝ち残るのは?:長浜淳之介のトレンドアンテナ(1/6 ページ)
麻辣湯の人気が過熱している。最大手は七宝麻辣湯だが、実は多くのチェーンが展開しており、混戦模様となっている。今後の展開はどうなるのか?
著者プロフィール
長浜淳之介(ながはま・じゅんのすけ)
兵庫県出身。同志社大学法学部卒業。業界紙記者、ビジネス雑誌編集者を経て、角川春樹事務所編集者より1997年にフリーとなる。ビジネス、IT、飲食、流通、歴史、街歩き、サブカルなど多彩な方面で、執筆、編集を行っている。
麻辣湯の人気が過熱している。
先行するチェーン店の「七宝麻辣湯(チーパオマーラータン)」や「楊國福麻辣湯(ヤングオフーマーラータン)」が順調に店舗を増やす一方、新興の大分発祥「福恩麻辣湯(フーエンマーラータン)」や、韓国から進出した「ラホンバンマーラータン」も猛追。中国発の「張亮麻辣湯(チョウリョウマーラータン)」はショッピングセンターのフードコートに出店し、新たな顧客を獲得している。
麻辣湯は、1人1鍋スタイルの中華版ファストフードともいえる業態だ。火鍋を1人でも手軽に楽しめるようにしたものと考えると分かりやすい。
注文の仕組みはほぼ共通している。棚に並ぶ野菜、キノコ、肉、海鮮、練り物、麺などから好みの具材を選んでボウルに入れ、重量に応じて料金が決まる。その後、スープの種類を選んで会計する。スープは辛さを選べる店も多い。
会計後は番号札を受け取り、調理が終わるのを待つ。タレを自由に組み合わせられるバーを設け、自分好みに味変できる店もある。
具材の種類が多いため、あれこれボウルに入れていると、会計がすぐに2000円を超えることもある。一方で、1000円以上の注文なら麺80グラムが無料になるなど、サービスを設けるチェーンも多い。
麺は春雨が主流だが、その種類も豊富だ。細麺や太麺に加え、ジャガイモ、サツマイモ、両者を混ぜたものなど、素材にも違いがある。米麺や小麦の生麺、乾麺がある店もあり、麺だけでも自由に選ぶ楽しさがある。
このように、自分自身でカスタマイズできるのが麻辣湯の魅力だが、なぜこれほどまでに支持されているのか。ブームの現状を探った。
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