連載
「電話とFAX」が残る葬儀業でDX 葬儀・火葬・墓が変わり始めた事情:スピン経済の歩き方(4/6 ページ)
電話やFAXが主流だった終活産業にもDXの波が到来している。AIで故人を再現するサービスやWeb完結型の墓販売など、デジタル化は葬送文化をどう変えるかーー。
「前方後円墳」を再現したお墓が人気
霊園業界でもDXが進んでいる。お墓を買うときは一般的に、電話やメールで問い合わせをして、現地を見学。その後に墓石業者とも同じようなやりとりを経て、どのようなお墓にするのか打ち合わせをして注文する。ある意味で、家を買うときと同じくらいの手間がかかる。
それをDXによって、劇的に変えたのが、明治天皇の玄孫(やしゃご)として知られる、前方後円墳(東京都港区)の代表取締役を務める竹田恒泰氏である。本連載で2025年に取り上げたが、竹田氏は現在、「前方後円墳」を再現したお墓を手掛けている。これまでに千葉県、香川県、大阪府、宮城県で4基の古墳墓が完成・販売されており、いずれも人気を集めている。
詳細については以下の記事を読んでいただきたいが、今回のエンディング産業展で注目されたのが、竹田氏が「DXによって霊園ビジネスの従来のあり方を変えた」ということだ。
- 竹田恒泰さんの「古墳のお墓」なぜ人気? 「墓じまい」が増える中、280区画が即完売(ITmedia ビジネスオンライン 2025年9月17日)
というのも、実は竹田氏が売る前方後円墳のお墓は「Web経由」でしか購入できない。
もちろん、現地で実際に前方後円墳型のお墓を見学することはできる。竹田氏自身による説明会は満員になることが多いという。しかし、そこで「買いたいので契約したい」と伝えても、担当者は「では、ご自身のスマホかPCでお願いします」と案内する。対面で契約書を交わすことはないのだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
丸亀製麺は“讃岐うどん”の看板を下ろしたほうがいい、これだけの理由
またまた炎上した。丸亀製麺が讃岐うどんの本場・丸亀市と全く関係がないことである。このネタは何度も繰り返しているが、運営元のトリドールホールディングスはどのように考えているのだろうか。筆者の窪田氏は「讃岐うどんの看板を下ろしたほうがいい」という。なぜなら……。
衰退するシャープは「日本そのもの」か “世界の亀山モデル”が失敗パターンにハマった理由
シャープが、テレビ向け大型液晶パネルの生産を2024年9月末で終了すると発表した。同社はまるで「世界の変化に対応できず」衰退していく「日本そのもの」のようだ。なぜかというと……。
「年収700万円」の人が住んでいるところ データを分析して分かってきた
「年収700万円」ファミリーは、どんなところに住んでいるのでしょうか。データを分析してみました。
7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
「いまの時代、7割は課長になれない」と言われているが、ビジネスパーソンはどのように対応すればいいのか。リクルートでフェローを務められ、その後、中学校の校長を務められた藤原和博さんに聞いた。
