「電話とFAX」が残る葬儀業でDX 葬儀・火葬・墓が変わり始めた事情:スピン経済の歩き方(6/6 ページ)
電話やFAXが主流だった終活産業にもDXの波が到来している。AIで故人を再現するサービスやWeb完結型の墓販売など、デジタル化は葬送文化をどう変えるかーー。
日本の葬送文化はどう変わるか
しかし、先述したように、この世界も時代の変化や新技術を取り込みながら形を変えてきた歴史がある。
エンディング産業展に参加した企業を見ても、そうした傾向がうかがえる。伝統や古いしきたりを尊重しつつ、「新しい葬送文化」をつくろうとする動きが見られた。
また、異業種からの新規参入の動きも見られる。例えば、パーティークラッカーで国内シェア90%を占めるカネコ(愛知県)もブースを出していた。明治17年創業の老舗企業も新たな事業に乗り出すなど、終活産業への異業種からの関心の高さがうかがえた。
人口減少が進む一方、多死社会を迎えていることから、終活産業の需要はますます高まっていく。DXも推進されつつある中で、日本の葬送文化が今後どのように変化していくのか注目したい。
窪田順生氏のプロフィール:
テレビ情報番組制作、週刊誌記者、新聞記者、月刊誌編集者を経て現在はノンフィクションライターとして週刊誌や月刊誌へ寄稿する傍ら、報道対策アドバイザーとしても活動。これまで300件以上の広報コンサルティングやメディアトレーニング(取材対応トレーニング)を行う。窪田順生のYouTube『地下メンタリーチャンネル』
近著に愛国報道の問題点を検証した『「愛国」という名の亡国論 「日本人すごい」が日本をダメにする』(さくら舎)。このほか、本連載の人気記事をまとめた『バカ売れ法則大全』(共著/SBクリエイティブ)、『スピンドクター "モミ消しのプロ"が駆使する「情報操作」の技術』(講談社α文庫)など。『14階段――検証 新潟少女9年2カ月監禁事件』(小学館)で第12回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受
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