調査リポート
AI普及で「人材育成を見直さねば……」8割が実感 それでも進まない、予算や時間以外の理由とは(2/2 ページ)
生成AIの普及で人材育成の見直しが必要と感じる企業が多い一方、実際に対応している企業は2割未満――。産業能率大学 総合研究所とHR総研の調査で、そんな実態が明らかになった。見直しが進まない理由は何なのか。
「管理職の育成」に悩み……管理職向けのAI研修は進まず
AIの普及に伴い、人材育成上の課題が大きいと感じる階層は「管理職」が最も多く59.4%に上った。以降「中堅社員」(53.1%)、「経営層」(39.7%)、「若手社員」(32.8%)、「新入社員」(31.9%)が続いた。
現在実施しているAI活用に向けた周知・研修では「生成AIの基礎知識に関する周知・研修」(41.2%)、「生成AIの利用ルールや留意点に関する周知・研修」(40.9%)が多かった。
一方で「管理職向けの生成AI活用に関する周知・研修」は7.7%、「情報の真偽確認や根拠確認に関する周知・研修」は8.9%にとどまった。
「自分で考えた?」 新人・若手育成にも立ちはだかる壁
新人や若手社員の育成にも懸念が生じている。最も多かったのは「本人がどこまで自分で考えたのかを確認しにくい」で76.2%だった。
「生成AIをどのように活用させるかについて、上司・先輩によって指導にばらつきが出やすい」(69.5%)、「生成AIを用いた成果物の内容や妥当性を見極めにくい」(68.1%)、「新人・若手と上司・先輩の間で、生成AI活用の知識やスキルに差が生じやすい」(65.8%)が続いた。
本調査は5月22日〜6月23日、日本企業・組織で人事施策または人材育成に関わる担当者、責任者を対象にインターネットで実施し、320社から回答を得た。
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