なぜ「Used in Japan」に世界が熱中? メルカリ「海外取引4年で19倍」快進撃のウラ側(2/2 ページ)
メルカリの越境取引流通総額が年間1122億円を突破し、4年間で約19倍に成長した。背景には、越境EC市場の拡大や日本のコンテンツ産業の成長がある。
メルカリ越境取引の過半数は「ポップカルチャー商品」
こうした越境EC市場と日本のコンテンツ産業の成長を背景に、メルカリが注力しているのが、アニメやキャラクターグッズなどのポップカルチャー関連商品だ。越境取引の過半数を同商品が占めるという。
例えば、米国ではアニメ『ポケットモンスター』や漫画『ONE PIECE』、韓国の男性アイドルグループ「Stray Kids」などの関連商品が人気だ。一方、韓国ではサンリオやアニメ『アイカツ!』の関連商品が好調だ。
NetflixやAmazon Prime Videoなどの配信サービスで作品が配信されたり、日本映画が海外で上映されたりすると、それに合わせて関連商品の取引も伸びる傾向がある。
また、日本の中古品は「安価できれいな本物」というイメージがあることから海外ではブランド化しているという。平成に流行した雑貨や日本ならではの文房具、レトロ家電、フィルムカメラ、ミニチュアドールハウスなども人気だ。
日本生まれ、日本限定、日本品質、希少性。こうした日本ならではの価値が、海外の購入者を引き付けている。
駿河屋の取締役COOを務める宿島拓弥氏は、需要の変化について「よりコレクション性が高まっている。例えば、ゲームソフトの本来の目的はゲームで遊ぶことだが、最近は箱や説明書と一緒にコレクションとして集めたいという需要が高まっている」と指摘した。
今後、海外の購入者をさらに増やすには、商品の魅力だけでなく、購入しやすい環境づくりも欠かせない。
メルカリの正木氏は「今購入されている方は、越境ECに対するハードルが低かったり、多少リスクがあっても購入したいというニーズが強かったりする方が中心。裾野を広げるためには、安心・安全や、配送がより分かりやすいといった体験づくりが重要だと思っているので、そこに対してしっかり投資していく」と意気込んだ。
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