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なぜ「資さんうどん」は強いのか 台湾1号店が盛況、社長に聞く勝ち筋は(2/5 ページ)

 2026年6月に開業した「資さんうどん」の台湾1号店が盛況だ。初日は開業前から大勢の顧客が並び、現在もランチ時を中心に行列ができる人気ぶりだという。国内でもスピーディーに店舗を増やし、年内に124店舗となる見込み。「資さんうどんの差別化戦略」と「台湾100店舗へ向けた勝ち筋」を資さんの崎田晴義社長に聞いた。

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なぜ「資さんうどん」は強いのか

 北九州発のうどんチェーン店として、九州で高い支持を得る資さんうどん。だが、その人気は九州にとどまらない。関東・関西に進出する以前から、ポップアップストアを開けば大行列ができていた。

 すかいらーくグループの傘下に入った後は、ガストなど既存店の業態転換を中心に関東や関西に店舗を拡大。ほとんどがロードサイドにあり、80〜100の座席数を備える大型、かつ駐車場付きだ。近年は、試験的に駐車場なしやフードコート型も出店している。


関東や関西に店舗を拡大し、いずれも人気店に成長している(資さん提供)

 関東や関西で新店舗を開業すると「あの資さんうどんがやってくる」と行列ができる人気店に。試験的に出店した都心店も好調で、関東・関西の資さんうどん1店舗あたりの平均年商は、すかいらーくの既存業態平均の約3倍になっている。

 さらに、資さんうどんに業態転換したことで、同一エリアにあるガストやバーミアンなどのグループ店舗も収益が向上した。例えば、前橋エリアに複数あるガストのうち1つを資さんうどんに転換したところ、業態転換店の売上高が約3倍になり、周辺店舗でも2〜6%アップした。


ガストから資さんうどんへの転換で、エリア一帯の収益が最大化した事例もある(出典:すかいらーくグループ 総合報告書2025)

 なぜ、資さんうどんは全国的に高い支持を得ているのか。

 「うどんという看板を掲げながらも、ブランドカテゴリーは『うどん食堂』です。カツとじ丼、カレー、おでん、ぼた餅など多様なメニューがあり、あらゆるシーンにマッチします。また、多くの店が24時間営業です。昨今は、コンビニや牛丼チェーンぐらいしか深夜営業をしないなか、ボックス席でゆっくり温かい食事を取ることができます」

 「『食堂でありながら専門店の顔もある』『日常的な価格』『24時間営業』。そうした特徴から、100人いれば100通りの利用動機があるぐらい多様な需要を捉えていると考えています」


うどんを軸にした多様なメニュー構成で、セット商品も多くある(資さん提供)

 資さんうどんの看板メニューは「肉ごぼ天うどん」だが、一切うどんを食べない人もいるという。また、ランチはサクッと食べられるうどんを選び、夜は丼ものを選ぶ。あるいは、おでんをつまみにビールを飲み、シメにうどんを食べる人もいるそうだ。

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