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テレワークで“サボる”若者たち 予約送信、在席マーク駆使した「静かな休暇」、悪いのは本人か上司か会社か:「キレイごとナシ」のマネジメント論(2/3 ページ)
有給を取らず、働いているふりをして私的な時間を過ごす「静かな休暇」が注目されつつある。個人のモラルの問題とするのではなく職場に潜む原因を考え、管理職が見直したい視点を提示する。
日本の職場も、無縁ではない
ここで、日本の数字を確認しておきたい。厚生労働省の「令和7年就労条件総合調査」によると、年次有給休暇の取得率は66.9%だった。前回調査の65.3%から上昇し、1984年以降で過去最高である。付与日数の平均は18.1日、取得日数は12.1日だった。
取得率は改善している。2019年4月からは、年10日以上の有給休暇が付与される労働者を対象に、企業へ年5日の取得が義務付けられた。政府は2028年までに取得率70%以上という目標を掲げている。
しかし、裏を返せばどうか。3割以上が使われずに消えているのだ。心理的なハードルも依然として高い。
米Expediaの国際比較調査では、有給休暇の取得に罪悪感を覚える日本人は53%だった。同調査では、日本の有給取得率は調査対象である11カ国・地域の中で最下位となっている。
職場には、休みを堂々と申請しにくい空気が色濃く残っている。制度が整っても、空気は変わっていないのだ。
考えてみてほしい。就業規則に「有給は遠慮しながら取れ」と書いてある会社など、どこにもない。それでも、誰かが休みを申請するときの申し訳なさそうな表情や「本当に大丈夫?」という周囲の反応を社員は毎日見ている。言葉にされないルールは、そのように学習されていくものだ。
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