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オープンハウス28歳エース、新卒2年目で「年収1000万円」達成 “最強”を目指す泥臭い仕事哲学とは?:教えて!あの企業の20代エース社員(3/4 ページ)

入社時に掲げた「年収1000万円」を新卒2年目で達成したオープンハウスグループの斉藤蕗さん。順風満帆に見えるキャリアの裏で、あえて厳しい現場に飛び込み自らを鍛えてきた。「仕事の借りは仕事で返す」と語る、独自の仕事哲学に迫る。

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「逃げない・泣かない」「仕事の借りは仕事で返す」覚悟

 マンション用地の仕入れは、建物を建てるための土地を探し、購入する仕事だ。同じマンションに関わる営業でも、住戸を一つずつ売る販売とは、成果を手にするまでの時間が大きく異なる。

 「住戸販売でトップを取った頃は、月に13件売ることもありました。契約が取れることは営業にとって喜びなので、それだけ達成感を味わえる機会も多かったんです」

 一方、用地仕入れは契約に至る機会が住戸販売よりも少なく、成功体験を得るまで長く粘り続ける必要がある。斉藤さんによるとトップセールスでも年に4件、契約が取れるかどうかの世界だという。

 なぜ、契約の喜びを得る機会が少ない仕事を選んだのか。その理由には、上司としての自分への課題意識があった。

 課長として部下を指導する経験を重ねる中で、斉藤さんが課題に感じていたのは、相手の立場に立って考えることだった。仕事で壁にぶつかったとき、どのような気持ちになり、どのような支えを必要とするのか――順調に仕事を進めてきただけの人の言葉では、届かないこともある。

 相手の立場を理解し、必要に応じて支えられる人になりたい。そのために、すぐには成果が出にくい仕事に自ら挑み、仕事が思うように進まない状況を経験したいと考えた。

 実際、用地仕入れを担当した約1年間で、取得の完了には至らなかった。まとまりかけていた案件はあったものの、成立する前に次の部署へ異動が決まった。それでも、仕事は楽しかったという。自分が望んで挑んだ難しい仕事だから、成果が出なくても気持ちが折れることはなかった。しかし、つらさがなかったわけではない。

 「高い給料をいただいているのに、成果を出せていない。その申し訳なさは、すごくありました」

 うまくいかないとき、斉藤さんは、少しでも仕事を前に進めることで気持ちを立て直そうとするという。仕事から離れて気分転換をしても、成果が出ていない状況は変わらない。それなら、成果につながる可能性がある行動を重ねたい。「逃げたり泣いたりしない。仕事の借りは仕事で返す」という強い思いがあった。

 マンション用地の仕入れでは、部下を持たず、自ら案件に取り組み、上司から指導を受ける立場になった。成果が出ない自分に上司がどう接してくれるか。その一つ一つが、かつて部下を指導していた自分を振り返るきっかけになっていた。

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