オープンハウス28歳エース、新卒2年目で「年収1000万円」達成 “最強”を目指す泥臭い仕事哲学とは?:教えて!あの企業の20代エース社員(4/4 ページ)
入社時に掲げた「年収1000万円」を新卒2年目で達成したオープンハウスグループの斉藤蕗さん。順風満帆に見えるキャリアの裏で、あえて厳しい現場に飛び込み自らを鍛えてきた。「仕事の借りは仕事で返す」と語る、独自の仕事哲学に迫る。
手帳に書き留めた「理想のマネジメント」
用地仕入れで契約に至らない日々が続く中、斉藤さんは仕事の成果を出せていない自分を責めていた。そんな斉藤さんを上司は励まし、信じてくれたという。
以前は、部下の仕事が思うように進んでいない場合、上司は厳しく働きかける必要があると考えていた。しかし自分がその立場になったとき、背中を押してくれたのは上司の寄り添いだった。
「私は、上司のような支え方を部下にしてあげられていなかったなと反省しました。指導を受ける側を経験して、自分の接し方を見直すようになりました」
例えば、斉藤さんが目標を見失ったときには、1対1で話を聞き、斉藤さん自身が何を目指しているのか、そのために何をすればよいのかを丁寧に解きほぐしてくれた。
次に部下ができたときは、自分も気持ちに寄り添えるようになりたい。壁にぶつかったからこそ、見えた新しい視点だった。
「上司に『してもらってうれしかったこと』と『こうしてほしかったと思うこと』を手帳に書き留めています。毎日見返して意識し続けることで、少しずつ身に付けていきたいです」
ゼロから挑む新規事業の仕組み化 「最強」へ近づく確かな一歩
10月1日、斉藤さんは経営陣の意向で、オープンハウス・リアルエステートの新領域開発部アセットイノベーショングループに配属となり、現在は同グループの課長を務めている。任されたのは、オフィスビルを取得し、価値を高めて再販売する事業だ。上司と2人で、事業の立ち上げと拡大に取り組んでいる。
新しい部署では、営業活動と並行して、仕事を進めるための仕組みも整えている。例えば、取得を検討する物件の情報を、何に、どのように記録するか。以前の部署では業務アプリ上に入力フォーマットが用意されていたが、新部署では業務フローを考えてシステムを整備するところからのスタートになる。また、今後、新しく部署に加わる人のことも考慮して、手順を確認できるよう日々の業務と並行してマニュアルも作っている。
「今を乗り切るだけなら、ただ業務を進めればよいと思います。でも、この先事業を拡大するのであれば、これから仲間も増える。それを見越して、誰が見ても業務内容や現況が分かるようにしておく必要があります」
新規事業の立ち上げは、学生時代から経験してみたいと考えていた仕事でもある。しかし、実際に携わってみると、当時は想像していなかった地道な積み重ねや苦労があるという。
「会社の基盤や力を借りながら、それを経験できるのはとてもありがたいことで、価値のあることだと思っています」
斉藤さんが、これから目指す姿を表した言葉は「最強になりたい」だった。
「事務処理などは苦手ですし、上司としての力量も自分に足りないことはまだまだたくさんあります。今日より明日と、その一つ一つを少しずつ埋めていき、最強に近づいていきたいです」
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