ソニー2Q過去最高益も 「プレステ」サービス、サイバー攻撃の懸念にCFOは何を語ったか
2026年度第2四半期決算が過去最高益を更新したソニーグループ。陶CFOは決算説明会で、TSMC協業に加えサイバー攻撃への対応についても言及した。
ソニーグループは11月5日、2026年度第2四半期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比10%増の3兆4294億円、営業利益は同45%増の6223億円となり、いずれも第2四半期として過去最高を更新した。
関税還付や一部需要の前倒しなどによる利益計上もあり、上期の連結営業利益は初めて1兆円の大台を突破。これを受け、通期の営業利益見通しも1兆8700億円(前回予想比9%増)へと上方修正した。
業績をけん引したのは好調なエンターテインメント事業だ。映画『スパイダーマン』の新作が世界興行収入歴代3位(9月28日時点)となるヒットを記録したほか、ゲームのエンゲージメント向上や音楽ストリーミングの拡大が大きく寄与した。
半導体(I&SS)分野では、8月に台湾の台湾積体電路製造(TSMC)との合弁会社設立に向けた確定契約を締結した。両社の協業によってイメージセンサーの性能とコスト競争力を高め、将来のフィジカルAI時代に向けた価値創造と資本効率の向上を加速させる(関連記事:ソニー過去最高益の裏で進む半導体リスク 十時CEOが語る「TSMC提携」とフィジカルAIへの布石)。
好決算の一方で、説明会の焦点の一つとなったのが足元で懸念が広がるサイバー攻撃への対応だ。ソニー・インタラクティブエンタテインメントの「PlayStation」(プレイステーション)アカウントへの不正アクセスを巡り、不安の声が利用者の間で上がる中、最高財務責任者の陶琳(たお・りん)氏が現状と対策について言及した。
陶CFO「AIをディフェンスにも活用」
――サイバー攻撃への受け止めと全社的な対策は?
陶CFO 一連の事象が起きていることは経営として重く受け止めており、ご迷惑とご心配をおかけしたお客さまやステークホルダーの皆さまに深くお詫び申し上げます。
サイバー攻撃がより複雑化・高度化する中、これまで以上の取り組みが必要であると実感しています。今後はAIを防御側にも活用することを含め、今まで以上に重要度を上げて全社として対策に取り組んでいきます。
――PlayStationアカウントの懸念への対応状況は?
陶CFO 確認されたアカウント関連の事案については、すでに調査を進めており、必要な措置を講じました。お客さまへの影響を含め、現時点ですでに手を打っている状況であるとご理解いただければと思います。
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