+D Style News:お腹を引き締める“燃焼系”男性下着――ワコール「クロスウォーカー」をはいてみた

ワコールが“はいて歩くことで、お腹が引き締まる”というメンズインナー「クロスウォーカー」を発表。独自の技術で筋肉を刺激し、歩き方が自然と歩幅の広い“エクササイズ歩行”になるという。さっそく、試してみた。

 ワコールは3月17日、男性用下着の新製品として、着用して歩くことにより体の引き締め効果が期待できる「CROSS WALKER(クロスウォーカー)」を発表した。3月18日から百貨店123店舗、4月10日からチェーンストア約600店舗で販売する。価格は3150円〜5250円。同社は今回の新製品を中心に、チェーンストア向けブランド「BROS(ブロス)」に加え、百貨店向けブランド「DAMS(ダムス)」の展開を拡大、男性用下着市場に本格的に参入する。

photo クロスウォーカーを着用した男性モデルと同じポーズをとった同社の塚本能交社長
ブランド名 品番 タイプ サイズ展開 価格
ダムス WX-5001 ノーマル(前開き) M/L/LL 5250円
ダムス WX-5000 ローライズ(前閉じ) M/L 4935円
ブロス GX-6001 ジャストウエスト(前開き) M/L/LL 3360円(LLのみ3675円)
ブロス GX-6000 ノーマル(前閉じ) M/L 3150円

 新製品は、日常の“歩く”という行為をエクササイズに変える技術として同社が研究する「スタイルサイエンス」の技術を取り入れたメンズインナーだ。同技術を取り入れた「おなかウォーカー」などの女性用下着シリーズは、2005年の発売以来、合計720万枚(2007年12月集計)を売り上げるヒット商品となっている。男性用としては2008年1月から、健康保険組合を中心とした職域販売で「エクサウォーカー」を展開しているが、新製品は一般流通を考え、デザイン性などにもこだわった。

photophotophoto 男性モデルのはいているインナーが、今回の新製品

歩き方の“質”を変える

photo 同社独自のクロス構造

 クロスウォーカーは、肌に密着する“ボクサーパンツ”タイプのインナーだが、太もも全体もカバーするため、見た目はスパッツのよう。最大の特徴は、太もも部分に採用された「クロス構造」だ。この構造が着用者の太ももの筋肉に適度なテンションを与え、自然と歩幅の広い、筋肉をより多く使う“エクササイズ歩行”に歩き方を変えてくれる。体の中でも大きな筋肉が詰まっている太ももを活発に動かすことで、体全体が活性化し、脂肪の付きやすいお腹のシェイプアップが期待できるという。


photo 被験者の体型変化の一例

 機能と仕組みは分かったが実際に効果はあるのか――同社が男性48人(平均年齢42歳、平均体重73キロ、平均BMI値24.5、平均腹囲87.5センチ)に対して行った3カ月の実験結果では、全体の約7割の人に体重減少、約9割に体脂肪率低下、約8割に腹囲の減少が確認できたという。被験者には、“週5日以上の着用”、“暴飲暴食、食事制限をしない”“新しいスポーツを始めない”といった条件を提示しており、あくまでも日常生活レベルの活動で効果が表れていることが分かる。


photophotophoto 実験データ

 さらに重要なポイントは、“体重・体脂肪を減らしながらも、筋肉は減らない”ところ。「食事制限によるダイエットでは脂肪とともに筋肉も減ってしまい、結果的に体の代謝が低下してリバウンドしてしまうことがある。クロスウォーカーの実験データでは、骨格筋肉は実験を始める前と同等か、増加することが確認できた」(同社)。

 もちろん、長期間にわたり使用することが前提で、すぐに効果が表れるものではないが、「ジム通いは続かなさそうだし……運動といったら通勤で歩くぐらいしか……」といった多くの男性たちの味方になってくれそうだ。効果は人によってさまざまだが、早い人では2〜3週間ほどで表れてくるという。

さっそく、はいてみました

 さて気になる“はき心地”だが、発表会で今回の新製品がサンプルとして配られたので、さっそくはいてみた。

photo 筆者の“生足”を見せるのは心苦しいので、マネキンでお許し願いたい

 筆者が頂いたのは百貨店向けのダムスブランドのクロスウォーカーMサイズ。ブロスのものに比べて、素材やデザインの高級感を重視しているという。インナーに足を通してみると、なるほど高額モデルだけあって、肌触りはとてもなめらか。ボクサーパンツ特有の肌への刺激感が少なく、通気性も良さそうだ。……と感心していると、次第に太ももに「おおっ」というなかなかの圧迫感が。

 正直に言えば「ちょっと下着としては強すぎるのでは?」と思ったが、時間がたつと慣れてくる。“はいている”という感覚は時間がたっても消えないが、普通の下着と同じはき心地でエクササイズ効果を求めるというのも、よく考えれば虫のいい話だ。慣れてしまえば特に不快ということはない。

 “エクササイズ歩行”の実感だが、歩いてみると、脚が「スッ」と前に出る感じがする。というよりも、一方の脚が自然と後ろに引かれ、その反動でもう一方の脚が前に出ているような感覚だ。“大腿四頭筋をクロス構造で刺激し、その結果、脚を後ろに蹴る力が強くなる”と同社の説明にはあったが、確かにその効果は実感できた。

 お腹に肉が付いてしまった人だけでなく、「まだ気にならない」という人にも、将来の“メタボ予防”のためにメリットがあるという新製品。長期にわたり使用するとなるとそれなりの枚数が必要だろうから、個人的には、お得な“○枚入りセット”の販売を希望したい。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.