他人の時計はとかく気になるもの(私だけ?)。通勤電車でつり革につかまっている見知らぬ隣人をチラ見しての時計チェックはもちろん、テレビに出ている人気タレントやお笑い芸人も、手首が映れば思わず注目してしまう。さらに、高額所得番付に名を連ねる企業の社長や、政府のリーダーともなれば、どんな時計を愛用しているのか想像が膨らむものだ。イメージにぴったりの人もいれば、意外な人が意外な時計をしていることもあって、「へぇー、こんな時計してるのかぁ」と驚かされる。
そこでここでは、著名人……それも国家首脳レベルの大物政治家がどんな時計をしているか、2回にわたって紹介する。まず今回は、米国&キューバの巨頭の愛用時計を調べてみた話から。
言動はもちろん、ファッションから愛犬選びまで、一挙手一投足すべてがニュースになっている、バラク・オバマ米国大統領。人気者はどんな時計を使っているのだろうと思ったら、やはり時計も話題になっていた。
歴代の合衆国大統領が使っていた腕時計としては、クリントン前大統領が就任演説のときに着けていた、タイメックス「アイアンマン トライアスロン」が有名だ。米国、いや、世界のリーダーなのにデジタルのスポーツウォッチ、しかも値段は1万円しないもの。ジョージ・ブッシュ前大統領も、バックライト機能が付いたタイメックスだった。こちらも5000円程度のリーズナブル価格。国民を代表する大統領をアピールするには、やはり時計も米国製、しかも庶民に手の届く価格のモデルをすることが重要だったかもしれない。
さて、オバマ大統領の話に戻る。時計に関してもバラク・オバマは“Change”していた。スーツの着こなしやネクタイの選び方などをみても現代風でスマート。スピーチや式典に出席しているときの写真を見ると、黒いフェイスのクロノグラフで、革ベルトタイプを使用している。気になって調べてみたら、「Jorg Gray」(参照リンク)というブランドのJGC6500シリーズで、ストップウオッチ機能付きのクロノグラフだった。
実はすでに、オバマモデルと銘打った時計が販売されている。しかも時計の裏蓋には、The 44th President of the United States Barack H. Obama January 20th 2009 Commemorative Edition の刻印が。恐るべし、Jorg Gray。ハワイの“Kupulau Jewelry & Watches”(参照リンク)で、325ドルで購入可能だ。
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