世界初 直噴ツインチャージャー搭載「ゴルフGT TSI」:+D Style News
フォルクスワーゲンが新型「ゴルフGT TSI」を国内発表。「世界初」(同社)の直噴ツインチャージャーエンジンを搭載し、1.4リッターながら170馬力の高出力と低燃費を両立。
フォルクスワーゲン グループ ジャパンは1月19日、フォルクスワーゲン ゴルフシリーズに直噴ツインチャージャーエンジン搭載の新型「ゴルフGT TSI」を設定、2月6日から全国フォルクスワーゲン正規ディーラーで販売開始する。価格は305万円から。
「ゴルフGT TSI」は、ゴルフの最量販スポーティモデル「ゴルフGT」の後継車種として導入。新搭載のTSIエンジンは、スーパーチャージャーとターボチャージャーという2つの過給機を、圧縮比が高く効率の良い直噴エンジンに組み合わせた次世代型エンジン。「スーパーチャージャーとターボチャージャーを組み合わせたガソリン直噴エンジンの搭載は世界初」(同社)。2.4リッターエンジンに匹敵する170馬力/240Nm(24.5kgm)の性能と、14キロメートル/リッター(10・15モード)の燃費を、1.4リッターの排気量で実現した。
トランスミッションは、マニュアルと同等の効率とオートマのイージードライブを両立した同社独自のセミオートマ「DSG」を搭載。ベース車(ゴルフ E)から20ミリ低いスポーツサスペンションに225/45R17のロープロファイルタイヤを採用。ステアリングから手を離さずに変速が可能なパドルシフトも装備した。
「最小の燃料で最大のパワーを」をコンセプトに開発されたTSIエンジンは、低回転時には効率よく過給が行えるスーパーチャージャー、高回転時には排気ガスの圧力で効率良く過給が可能なターボという組み合わせをスムーズに連携させることで実現したエンジン。従来の過給機付エンジンの弱点であった圧縮比の低さは、燃料噴射システムに直噴技術を採用することでクリアした。これによりわずか1500回転という低回転域から、NA(自然吸気)エンジン並みの最大トルクを発生することに成功している。
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