「ブタと燃費」ってどういうこと!?――プロに教わる“タイヤの安全”その3:+D Style モテるクルマの選び方(1/2 ページ)
「ブタと燃費」って言葉、聞いたことありますか? 知っているあなたは、クルマ通か、「タイヤセーフティドライビングレッスン」に参加した人かも。今回も講義から実践まで、いろいろレクチャーしてもらいました!
「ブタと燃費」
“ブタに真珠”じゃありません。それだと“私にブガッティ”みたいな意味ですけど(泣)……そういうことじゃないんです。この言葉を聞いてピンときた人は、かなりのエンスーか、すでに前回、前々回と紹介したブリヂストン「タイヤセーフティードライビングレッスン」参加した人でしょう。
この「ブタと燃費」――笑っちゃうような語感ですが、実はクルマの点検にとっても必要なキーワードなんです。
タイヤセーフティードライビングレッスンでは、自分のクルマを簡単にチェックする方法も教えてくれます。そう、続いて行われるのは「各種点検講習」です。
2003年から定期的に行われているこのレッスンですが、「朝この会場に来る前に、自分のクルマを点検してきた人は?」との質問にハイッ! と手を挙げた人はわずか18人だそう。よく考えてみれば、命を乗せて走るクルマ。きちんと乗る前に点検しないと危険ですよね。ではでは、タイヤセーフティ流・自分のクルマの簡単チェック法、教えちゃいます!!
まず「ブ」。これは「ブレーキ」です。
ブレーキペダルを踏んだ状態でエンジンをかけます。すると、すっとブレーキペダルが奥に沈みます。これが正常にブレーキアシストが作動している状態。
そしてそのブレーキを踏み込んだ状態をよく見てください。ブレーキペダルが床についていませんか? もし床にベタっと付いてしまっていたら、すぐ整備の人にクルマを取りに来てもらいましょう!! なぜなら、本来ブレーキはボブ・サップのような怪力で思いっきり蹴っても、床に付かないよう作られているからです。床に付いたら絶対に運転しないでください。
続いて「タ」。これは何となく分かりますよね? 「タイヤ」です。
ステアリングをいっぱいに切り、タイヤが車体(フェンダー)から出るようにしましょう。そして目視します。山があるか、スリックサインが出ていないか。さらに、ゲージを持っている方は、ここで空気圧を測ります。
ご自宅に空気圧を測るゲージがない場合はガソリンスタンドなどで定期的に空気圧をチェックしてもらいましょうね。
ちなみにこのレッスンに参加した全員には、コンパクトなゲージがプレゼントされます。わーい!
お次は「ト」。これは「灯火」です。ライト類のことですね。
ロービーム、ハイビーム、ウインカー、ブレーキランプ。2人以上いれば点検は簡単ですが、1人でチェックする時はコンビニのガラス壁に反射させたりしてチェックすることができます。だけど!! くれぐれも店内の人の迷惑にならないように気を付けてくださいね!
ちなみに、灯火切れは減点2、罰金1万円の罰則が与えられます。これも日頃のチェックで未然に防ぎましょう。デートの前に2人で点検するのがオススメですね。彼女を乗せて整備不良、なんてカッコ悪いぞ!
最後に「燃費」。これはそのまんま、燃費です。
以前にエコドライブ10カ条でも書きましたが、燃料を満タンにする必要はありません。F1やモータースポーツでも、燃料を少なくしてタイムアタックをしますよね? 燃料を少なく入れることは車重の軽減につながり、燃費を向上させるのです。
この講義では、そのほかにもタイヤ交換の方法(案外女性の皆さんが身を乗り出して聞いていらっしゃいました)なども、教習所以上にみっちりと教わることができます。
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