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VWエコドライブトレーニング! 究極のスマートドライブを考える〜その2「実践編」+D Style モテるクルマの選び方

「どうやったらガソリン使わない運転ができるの?!」――。今回はフォルクスワーゲンの提案する「エコドライブ10か条」を、「モテる♪ 注釈付き」で紹介します。

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「VWエコドライブトレーニング! 究極のスマートドライブを考える〜その1」
エコが切り口のフォルクスワーゲン主催ドライビングスクールに参加してきました。原油価格高騰で燃費という言葉がぐっと現実的になってきた今、“究極のスマートドライブ”であるエコドライブをご紹介します。


 エコロジーはエコノミーとの観点から、私の周囲でも「どうやったらガソリン使わない運転ができるの?!」なんて質問がちらほら聞こえるほど。みんな年末でモノイリなのに、ガソリン高いなんてイヤ!! なんて嘆いてます。


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フォルクスワーゲンのフランクフルトショーブースでは、色んな角度からエコを取り上げていました。ブース全体図です。東京モーターショーでもこの流れは見えましたよね?

 そこで今回はまずここに、フォルクスワーゲンの提案する「エコドライブ10か条」を、私の「モテる♪ 注釈付き」で記させていただきましょう。

 フォルクスワーゲンオーナーでなくても、参考になるこの10か条、実践あるのみ!

(1) 「短距離走行は、なるべく避けよう(走り出す前に)」

注:エコドライブの基本は、まずライフスタイルの改善から!! 歩ける距離は歩いたほうがいいですよね。適度な運動は、肩こりや血行の改善につながるって言いますし。ダイエットなんて、嬉しいおまけも♪ モテるオトコはセルフメンテナンスもエコにつなげる!!


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これがガソリンエンジンとディーゼルエンジンのいいところ取りとして開発されている夢のエンジン、CCSのモデル図です。それができれば、クリーンで燃費のよいエンジンが実現します。フォルクスワーゲンのエンジン開発は今や世界中が注目するトップクラスの技術。非常に楽しみです

(2) 「なるべく軽く! 不要な荷物は積まないように(走り出す前に)」

注:ゴルフバッグや会社の書類、積みっぱなしの人、多いんじゃないかしら?重量が上がればそれだけ燃費も悪くなる!! しかも急に人を乗せることになった場合、ラゲッジが煩雑だと、だらしない印象を与えかねません。ガソリンタンクも、常に満タンである必要ナシ!! F1だって、燃料ぎりぎりで車体軽くしてるでしょ? シーズンしか使わないルーフキャリアなんかも、普段は外してしまいましょう! 使うときだけつければ、意外性も演出できたりして!

(3) 「タイヤ空気圧を高めると、燃費に効果アリ!!(走り出す前に)」

注:指定空気圧より、10〜15%くらい高めておきましょう。フォルクスワーゲン車なら、1人で乗るときも、フル乗車時の指定値に設定していいそう。とあるデータでは、世界中のクルマの空気圧をチョイ多くするだけで、CO2排出総量のマイナス3%が達成できるのではないか、と言われています。今、「チームマイナス6%」なんてCMもありますが、これは京都議定書で制定された、日本のCO2排出量目標数値。かなり苦戦を強いられているのはニュースでも知られるところ、だけど、私たちもタイヤの空気圧で貢献できるんです。しかも、週末の高速道路でタイヤがバーストして右往左往しているサンデードライバー、よく見かけますよね。これもタイヤの空気圧低下が原因となることが多いの。せっかくのお出かけ、楽しく過ごしたいならチェックチェック!!1カ月に5%くらい抜けちゃうから、月1回は点検しましょうね!


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フランクフルトショーで、フォルクスワーゲンは近い将来に全車ハイブリッド化することを宣言しました。TSIで燃費がいいのにさらにハイブリッド!!どこに「らしさ」をもってくるのか、これも期待できますね!

(4) 「ルートは事前に確認、カーナビなどで渋滞を予測(走り出す前に)」

注:道に迷ったらデートも興ざめ。空いてるルートや駐車場も、事前に確認すれば楽しい時間も増えます。ETCの使用も効果的。そうそう、路上駐車なんて、モテるオトコなら、ゼッタイやっちゃいけません!! 小僧と一線を画したオトナのデートを目指しましょう。

(5) 「暖機は不要、エンジンをかけたらすぐにスタート」

注:スポーツ走行(サーキットでの走行)を主に行うスクールでも、まずドライビングポジションをあわせます。ミラーの調整、シートベルトも装着してから、エンジンをかけましょう。ただ、これは寒冷地や降雪地帯では逆にキケン。「安全なくしてエコはなし」。自分の住環境に合ったエコドライブは基本です!


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ブース内ではこんな機械に出会えました。フォルクスワーゲンの各モデルのCO2排出量が見られます。公表できるくらい自信がある、と思ってよいのでしょう

(6) できるだけエンジン回転数を下げて走るのがコツ

注:前回のトレーニング内容の中にも書きましたが、あまりにもふんわり過ぎるアクセルは逆に渋滞を招きます。しかし、やっぱりふんわりアクセルが有効なときもある! 後続車の状況を見て交通全体を判断することが必要です。そうすれば、「オレは視野の広いオトコだぜ!」と、フトコロの深さを見せられますよね。また、早めのシフトアップも心がけましょう。TSIエンジンでは1500回転くらいでパワーが出るように開発されていますから、2000回転以下でシフトアップするのが正解。TSIに乗ってて低速ギアで引っ張るのはかっこ悪い!! 粘着体質って、嫌われるでしょ?


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幸いにも、フランクフルトでディーゼルのゴルフ・ツアーに試乗することができました。マニュアル車でしたが、トルクがありすぎて、3速以上にシフトアップしなくてもよかったほど!!

(7) 交通の流れを読むことは、安全と燃費に効果的

注:先の信号が赤になりました。停止しなくっちゃいけないのに、アクセルを踏む必要はありませんよね?! でも、意外と多いんです、ぎりぎりまでアクセル踏む人!! アクセルを踏んだら、その分だけガソリンがエンジンに供給されるってことを、常に思い出してください。しかもぎりぎりまでアクセル踏んだら、その分ブレーキも強く踏まなければなりません。同乗者にとって快適とは言いがたい運転になっちゃってるかも! 慣性をうまく使って、ソフトブレーキで止まれば安心&安全。また、たくさんアクセルやブレーキを使わず、一定速度で走行したほうが燃費が向上するんです。高速道路では、無理な車線変更なんかをしないで、ジェントルマンな運転を心がけましょうね。


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ボディにはこんな風にIAAのマークとVWのロゴが!

(8) 適切なアイドリングストップも効果的

注:1分以上停止しそうな場合は、アイドリングストップもやってみましょう! ただ、完全に停止したら安全機能やランプ類が働きません。安全を考えるなら、スイッチをオンにしておきましょう。これも安全なくしてエコはなし!! 事故を起こしてしまったほうが、渋滞を招き、事故の処理などでエネルギーを使い、膨大なCO2を排出してしまうことになるのです。彼女とクルマ乗ってるのに、アイドリングストップなんてしみったれてると思われたらどうしよう……なんて思う人でオートマ車に乗ってる人は、Nポジションにギアを入れるだけでも効果的です。ただ、頻繁すぎるアイドリングストップは、部品の消耗を早くしてしまいますから、バッテリーの点検などをきっちり行うのも必須ですよ!


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フランクフルトでは「UP!」が、東京モーターショーではその派生モデル「SPACE UP!」が発表されました。小さい車体で環境負荷低減

(9) 必要なとき以外はエアコンを切ってみよう

注:電源プラグがないので、クルマのなかの電化製品(エアコン・オーディオ)などに対する省エネって、案外見落としがち。夏、寒いくらいエアコンをきかせている男性って、多いんですよね。女性は冷え性が多いし、エアコンの設定温度を控えめにしてみましょう。今なら助手席用にブランケットなんかを用意して、そっとかけてあげるっていうのも素敵。二人のささやきを邪魔しないよう、オーディオも使わないときはこまめにオフしましょうね

(10) オイルやタイヤの交換時も、エコを意識(メンテナンス)

なんと低粘度のエンジンオイルで、最大5%の燃費改善が図れるんですって!! タイヤの交換時もエコタイヤを選択するなど、意識をエコに切り替えてみましょう



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夏に発表されたゴルフ・ヴァリアント。TSIとDSGの加速が非常に心地よく、これが1.4リッターとは信じられないパワフルさです。燃費がイイ、というだけでは選ばない人にも、このパワーは満足をもたらすものでしょう

 以上、10か条、いかがですか?

 案外目からウロコの情報もあったのではないでしょうか?? お恥ずかしながら……私はありました。

 じっくり読んでくださった方にはもうお分かりかと思いますが、基本は高い意識とグローバルな視野、空気を読むこととクルマへの愛情ではないでしょうか。でも、さらに言うなら、エコは難しいことではないってことも、お分かりいただけたかと思います。

 私は愛車の空気圧を、すぐに確認しにいきました。だってずっとクルマに乗っていたいから。クルマを失いたくないから。

 できることから、始めませんか??

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筆者プロフィール

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今井優杏(イマイ ユウキ)

2006年にレースクイーンを引退し、レースを通じて知ったクルマの素晴らしさを伝えたい! とモータージャーナリストに転身。また、MCとしても、モータースポーツ関連イベントを中心に幅広く活動中。
愛車はFIAT・バルケッタ(赤)。ラテンのクルマを愛する情熱系。
クルマは所有も運転もJOIA(喜び)。もっと楽しみましょう!!


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