クライスラー、新型クロスオーバー「ダッジ・JC」:+D Style News
ダッジの新型クロスオーバーモデル「JC」が登場。7人乗り3列シート配置などミニバン要素も盛り込みつつ、ダッジらしいスポーティーなモデルに仕上げた。
クライスラー日本は1月8日、新型クロスオーバーモデル「ダッジ・JC」を1月17日より販売すると発表した。「ダッジ・JC SXT」の1グレードを用意する。価格は362万2500円。
最大7人が乗車できる3列シート配置を可能とし、ミニバン的な利便性が高められている。パワートレインには最高出力185馬力(136kW)の2.7リッターV型6気筒エンジンを採用し、オートスティック機構によるマニュアル操作も可能な6速ATを組み合わせた。
エクステリアはラムヘッドのエンブレムが付いた十字デザインのグリルを筆頭に、ダッジらしいダイナミックなスタイリングに仕上げられた。サイドビューは、フラットなボンネットや横長のウィンドウエリア、ピラーのつや消しブラックの処理によって、キャビンをより長く見せる。またスポイラーが一体化した軽量リフトゲートによって空力性能の向上も図られた。
インテリアは、後席のヒップポイントが高めに設定されたシアタータイプのシートによって、2列目、3列目の乗員も広い前方視界を楽しめる。冷たい飲み物を保存するクーラー付きグローブボックスを標準装備するほか、床下や助手席シートクッション下に収納ボックスを設けるなど、使い勝手に配慮した。
60:40分割可倒式2列目シートは前後にスライドし、足もとの広さを調節できる。また2列目シートと助手席を倒すことで、サーフボードやスキーの板も積み込める、長さ約2743ミリのスペースが生まれる。シート素材には、汚れやにおいが付きにくく静電気が起こらない、プレミアムファブリックシートを採用した。
左ドアミラーには、サイドビューカメラを埋め込み、左フロントタイヤ付近からボディ側面の路面を左フロントドア内側のモニターに映しだす。
TCS(トラクションコントロール)、ERM(エレクトロニック・ロール・ミティゲーション)およびBAS(ブレーキアシスト)を搭載したESP(エレクトロニック・スタビリティ・プログラム)を搭載。電子制御によって車の横転やタイヤの空転を防止し、安定したコーナリングをサポートする。エアバッグは、横転保護性能を高めるフロントシート・サイドエアバッグ、全列サイドカーテンエアバッグなどを標準装備。フォースリミッター付きプリテンショナー・フロントシートベルトも採用した。
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