アルファ ロメオ、軽量スポーツカー「ミトGTAコンセプト」を公開:+D Style News
アルファ ロメオが軽量スポーツカーのコンセプトモデル「ミトGTAコンセプト」を公開した。
イタリアのフィアット グループ オートモービルズは、アルファ ロメオのコンセプトカー「ミトGTAコンセプト」を公開した。
3ドアハッチバック「ミト」をベースにしたスポーティーモデル。アルファ ロメオ伝統のネーミング「GTA(Gran Turismo Alleggerito/軽量グランツーリスモ)」が示す通り、カーボンファイバーやアルミニウム素材による軽量化、さらに「3000ccのエンジンに匹敵する」(同社リリースより)1.75リッターターボエンジンを搭載し、優れた走行性能を備えたとしている。
同モデルのエンジンは、アルファ ロメオのレース用エンジンやツインスパークV6エンジンを手掛けてきたフィアット パワートレイン テクノロジー社が開発した。直噴機構やデュアルVVT(可変バルブタイミング機構)、ターボチャージャーを組み合わせ、240馬力を発揮する。一方で「平均的な容量の4気筒エンジンに見られる標準的なレベルの燃費」を実現する環境性能も備えた。
スイッチ操作によりエンジンやサスペンションといった、車両の各種セッティングが変更できる「アルファDNA」システムにも対応し、「ダイナミック」「ノーマル」「オールウェザー」の3モードからドライバーが最適なモードを選択できる。
スタイリングも空力性能の向上を目指し変更された。フロントフェイスは新型のバンパーや、空気力学的パフォーマンスを向上させる新形状のワイパーデフレクター、バイキセノンヘッドライトなどにより精悍な印象に仕上がっている。また、サイドボディにはエンジン冷却用エアベントが新設された。リアエンドのバンパーにはダウンフォースを増大させるためのエア抜きを施し、その中央に大口径のツイン排気パイプを配置することで、レーシングカーのようなスポーティーな印象を強めている。また、テールゲートスポイラー、ルーフ、ミラーフェアリングには超軽量カーボンファイバーが採用され、軽量化に貢献している。
足回りには、優れたブレーキ冷却効果をもたらす19インチ超軽量アルミ鍛造ホイールを採用。ブレーキはブレンボ社が設計と製造を行い、鋳鉄とアルミニウムを組み合わせたデュアルキャストディスクによって優れた制動力と軽量化を両立した。さらに、マニエティ マレッリ社と協力して誕生した新型の「アクティブ サスペンション システム」を採用することで、運転状況や路面の状態を識別して最も適切な制御プログラムを選択する。
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