リコー、手ブレ補正を強化した「CX4」
リコーからコンパクトデジカメ「CX4」が登場。裏面照射型CMOSセンサーや10.7倍ズームレンズはCX3より継承され、手ブレ補正機構がより強化された。
リコーは8月19日、コンパクトデジタルカメラ「CX4」を9月3日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万円台半ば。
同社CXシリーズの新製品で、既存モデル「CX3」と同様に「ソリッドな道具」的なデザインに変更はなく、また、レンズも35ミリ換算28〜300ミリの光学10.7倍ズームレンズだが、手ブレ補正機構が一新され、シャッタースピード約3.7段分の補正効果を発揮することで室内や夜景、ズーム撮影時の扱いやすさが向上した。
撮像素子はCX3と同様の1/2.3型 有効約1000万画素 裏面照射型CMOSセンサーで、ノイズリダクションについては「OFF」「強」「弱」のほか、ISO感度に応じた処理を行う「AUTO」、画像データのノイズ分布を解析して最適な処理を行う「MAX」の5種類から選択できる。CX4の新機能としては、カメラが被写体を自動追尾してピントを合わせ続ける「被写体追尾AF」を搭載した。
露出の異なる2枚の写真を連写合成することでダイナミックレンジを拡大する「ダイナミックレンジダブルショット」など特徴的な撮影機能はCX3より継続して搭載しており、ソフトフォーカスやクロスプロセス、トイカメラといった効果を与えることも可能となった。シーンモードは11種類が用意されており、連写合成で手持ちでの夜景撮影を楽しめる「夜景マルチショット」も新たに用意された
画像処理エンジンもCX3と同様に「SmoothImagingEngineIV」を搭載し、1280×768ピクセルのハイビジョン映像を撮影することもできる。背面液晶は3型(92万画素)で、サイズは101.5(幅)×58.6(高さ)×29.4(奥行き)ミリ、約205グラム(バッテリー、メモリーカード含む)。
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