ストロボ内蔵 世界最小・最軽量“LUMIX”「DMC-GF3」
パナソニックがマイクロフォーサーズ規格のデジタルカメラ“LUMIX”「DMC-GF3」を発売する。ストロボ内蔵やタッチパネルなど特徴の多くを「GF2」から踏襲するが、小型化を進め「世界最小最軽量」とした。
パナソニックは6月13日、マイクロフォーサーズ規格に準拠したデジタルカメラ“LUMIX”「DMC-GF3」を7月8日より販売開始すると発表した。ボディのみ、「LUMIX G 14mm /F2.5 ASPH.」の付属するパンケーキセット、「LUMIX G 14mm /F2.5 ASPH.」と「LUMIX G VARIO 14-42mm /F3.5-5.6 ASPH./ MEGA O.I.S.」の2本が付属するダブルレンズキットが用意される。
価格はいずれもオープンで、実売想定価格はボディのみが5万5000円前後、パンケーキセットが7万5000円前後、ダブルレンズキットが8万5000円前後。
主な特徴は既存モデル「DMC-GF2」(レビュー:操作性と小型化を両立、スナップ撮影に最適――パナソニック「DMC-GF2」)から多くを引き継ぎながら、主要部材の小型化や高密度実装技術により、DMC-GF2比で約40グラム(体積比では約17%)のサイズダウンを果たした。
ボディサイズは107.7(幅)×67.1(高さ)×32.5(奥行き)ミリ/約222グラム(ボディのみ)となっており、これはストロボ内蔵のレンズ交換式デジタルカメラボディとしては「世界最小最軽量」(同社)となる。DMC-GF2は112.8(幅)×67.8(高さ)×32.8(奥行き)/約265グラム(ボディのみ)。ただ、DMC-GF2で用意されていたホットシューは廃されている。
被写体認識フルオート撮影機能である「おまかせiA」は引き続き搭載されており、おまかせiAでオート撮影をしながらタッチパネル操作でボケ量を調整できるほか、新たに色合いや明るさも同様にタッチパネル操作で調整できる撮影モード「おまかせiA+」が加えられ、フルオート撮影の快適さを保ちながら、撮影者の意図をより反映させることが可能となった。
タッチパネル液晶の大きさは3型(アスペクト比3:2、約46万画素)で、液晶タッチによるピント合わせは引き続き可能であるほか、演算処理の高速化によって、液晶画面の四隅まで、どこでもタッチ操作によるピント合わせが可能となった。
撮像素子は有効画素数1210万画素のLive MOSセンサーで、オートフォーカスについては「DMC-GH2」と同様、レンズ「LUMIX G VARIO HD 14-140mm / F4.0-5.8 ASPH. / MEGA O.I.S.」利用時には最速0.1秒で合焦する。
動画撮影については、最大1920×1080ピクセルのAVCHDフルハイビジョン動画を撮影でき(ビットレートは17Mbps)、形式はAVCHDのほかMotionJPEGも選択できる。MotionJPEGでの撮影の場合、サイズは1280×720/640×480/320×240ピクセルのいずれかとなる。動画撮影中にもオートフォーカスは随時機能するほか、タッチパネルを使って任意点へピントを合わせることも可能。おまかせiAも機能し、連続動画撮影時間の制限もない。
タッチパネル液晶をはじめとした主な操作インタフェースもほぼDMC-GF2を踏襲するが、DMC-GF2では十時キーだった部分にホイールダイヤルを採用することで操作性を高めた。「マイカラーモード」にはGF2が搭載する「ポップ」「レトロ」などのほか、風景をジオラマ調にする「ジオラマ」が新たに用意された。
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