人気モデルが小型化 プロジェクター搭載モデルも用意 「HDR-PJ590V」「HDR-CX590V」
ソニーがハンディカムの新製品「HDR-PJ590V」「HDR-CX590V」を発表。「HDR-CX560V」の後継にあたり、小型化を進めたほかプロジェクター搭載モデルも用意した。
ソニーは1月11日、“ハンディカム”の新製品「HDR-PJ590V」「HDR-CX590V」を1月20日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、プロジェクターを搭載するHDR-PJ590Vの実売想定価格は10万円前後、プロジェクター非搭載のHDR-CX590Vの実売想定価格は9万5000円前後。
両モデルとも「HDR-CX560V」の後継に当たるモデルで、本体サイズの小型化を進めながらもズームレンズの高倍率化やプロジェクターの搭載(HDR-PJ590Vのみ)など機能向上を果たした。サイズに関してはHDR-CX560Vが62(幅)×67(高さ)×133.5(奥行き)ミリであるのに対し、HDR-CX590Vで54.5×64.5×116.5(同)、プロジェクター搭載のHDR-PJ590Vでも58.5×64.5×116.5(同)と一回り小さくなっている。
レンズは35ミリ換算26.8〜321.6ミリ相当(16:9動画撮影時)の光学12倍「Gレンズ」で(CX560Vは光学10倍ズームレンズで、同条件時の焦点距離は26.3〜263ミリ相当)、画角を小さくするエクステンデッドズームを用いることで20倍相当までの望遠撮影も可能だ。手ブレ補正は従来通りで、ワイド端に近づくほど補正を強力に行う「アクティブ」モードも用意されている。
撮像素子は1/3.91型 総画素543万画素の裏面照射型CMOSセンサー“Exmor R”で、動画撮影時の有効画素数は502万画素(16:9時)。静止画記録時には全画素超解像技術によって2040万画素相当での撮影を行える。
スタンダードモデルの位置づけながらゼブラ/ピーキング機能を用意するほか、シネマトーン(シネマトーンガンマ/シネマトーンカラー)も利用可能。おまかせオート撮影時にも機能する自動風ノイズ低減機能、顔認識と連動する指向性調整/特定周波数カット機能「くっきり音声」によってクリアな録音も行える。GPSを内蔵しており撮影データにジオタグを付加できるほか、本体メモリに79エリアの地図を収録しており、撮影データと地図を重ね合わせて楽しむこともできる。
タッチパネルの液晶サイズは3型(16:9、92.1万画素)で、64Gバイトの内蔵メモリのほか、メモリースティック/SDメモリーカードへ録画できる。HDR-PJ590Vはプロジェクター(パネル解像度は640×360ピクセル)を搭載しており、撮影した動画や静止画を壁などへ投影できる。プロジェクターの明るさは13ルーメンで、100インチまでの投映に対応する。
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高画質が気軽に、プロジェクターでも楽しめる。価格は各9万9800円(税込/予定)
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