富士フイルム、電子接点付きの「FUJIFILM X-Pro1」 Mマウントアダプター
富士フイルムは「FUJIFILM X-Pro1」にMマウントレンズを装着できる「フジフイルム M マウントアダプター」を発売する。電気接点を備えており、レンズ登録や各種補正が行える。
富士フイルムは5月24日、デジタルカメラ「FUJIFILM X-Pro1」用オプションとしてMマウントレンズを装着できる「フジフイルム M マウントアダプター」を6月9日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、同社直販サイト「フジフイルムモール」での販売価格は2万4800円。
アダプターに信号接点を搭載しており、カメラボディ側で純正Mマウントアダプターが装着されたことを自動的に認識するため、レンズごとに焦点距離と周辺光量などの補正条件を登録できる。レンズは焦点距離21/24/28/35ミリと任意設定2つの合計6種類を登録可能で、補正については、「歪曲収差」「周辺光量」「色シェーディング」についてを補正できる。
側面に設けられたファンクションボタンを押すことで、カメラの液晶画面に「マウントアダプター設定」メニューを表示させることが可能で、ここから装着したレンズにあわせての補正も行える。なお補正条件の登録やファンクションボタンからのメニュー呼び出しには、ボディのファームウェアを6月上旬公開予定のVer1.10以降にバージョンアップする必要がある。
レンズ装着面にはXマウントと同じステンレス、ボディ側にはフジノン XF レンズと同様のアルミニウムがそれぞれ素材に採用されており、高い耐久性と平面性を実現している。パッケージには手持ちのMマウントレンズが装着できるか、確認するための樹脂製チェックゲージが付属する。レンズ対応については、製品サイトにも対応表が公開されている。
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