「世界初」600ミリ相当 F2.8 全域F2.8の光学24倍ズーム「DMC-FZ200」
パナソニックは35ミリ換算 25〜600ミリ/全域F2.8の明るい高倍率ズームレンズを搭載した高倍率ズーム機「DMC-FZ200」を発売する。
パナソニックは7月25日、高倍率ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ“LUMIX”「DMC-FZ200」を8月23日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は6万5000円前後。
新製品は35ミリ換算 25〜600ミリの光学24倍ズームレンズ「LEICA DC VARIO-ELMARIT」を搭載した高倍率ズームモデルで、全域F2.8の明るさが大きな特徴。レンズ構成は9面5枚の非球面レンズと3枚のEDレンズを含む11群14枚構成で、ナノサーフェスコーティングによって、ゴーストやフレアの低減も図られている。
搭載する撮像素子は読み出し速度と高感度性能を向上させた新型の1/2.3型 有効1210万画素MOSセンサーで、ISO感度は100〜3200(拡張時ISO6400)。ノイズリダクションも強化されており、連写や動画時には「マルチプロセスNR」、通常撮影時には「3DNR」と2つの方式を自動的に使い分けることで、ノイズの少ない撮影を可能としている。
既存の高倍率ズーム機「DMC-FZ150」に比べ高速性能の向上も図られており、起動時間は約0.095秒と高速であるほか、連写もメカシャッター利用時で最高約12コマ/秒(AF追従時は約5.5コマ/秒)、電子シャッター利用時ならば最高約60コマ/秒となっている。また、0.2型/約131.2万画素相当のEVFも駆動速度を60fpsとすることで動きのある被写体への追尾性を高めている。
動画はAVCHD(Progressive)とMP4が設定可能で、いずれの記録方式時でも1920×1080ピクセルのフルハイビジョン動画撮影が可能だ(最高ビットレートはAVCHD時が28Mbps、MP4時が20Mbps)。加えて、120fpsのハイスピード動画も撮影できる(画面サイズは1280×720ピクセルもしくは640×480ピクセル)。
背面液晶はバリアングルタイプでサイズは3型(46万画素)、本体サイズは約125.2(幅)×86.6(高さ)×110.2(奥行き)ミリ、約588グラム(バッテリー、メモリカード含む)。添付バッテリーで約540枚の撮影が行える(CIPA準拠)。
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