面白くて面妖な中望遠ハイエンドコンパクト 「SIGMA DP3 Merrill」（4/4 ページ）

シグマDP Merrillの3番手「SIGMA DP3 Merrill」は、75ミリ相当単焦点レンズを積んだ「中望遠ハイエンドコンパクトデジカメ」だ。Foveon X3に中望遠単焦点の組み合わせなんて、それだけで触りたくなるではないか。

[荻窪圭，ITmedia]

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作例

ガスタンクを縦位置で。遠近があまりつかず球形がきれいに出るのは75ミリ相当ならでは。等倍で見ると、タンクの上にあるアンテナ類もディテールまでよく分かる　1/1600秒 F5.6 ISO100

金属の質感描写がいいと評判なので車を撮ってみた　1/160秒 F4 ISO100

一部にぐぐっと寄れるのもこの焦点距離の良さ。形がきれいに出る　1/160秒 F3.2 ISO200 +0.7

顔検出AFを使ってポートレートを。ポートレートを撮るのに非常に向いた焦点距離なので構図を作りやすい 1/250秒 F2.8 ISO100

街のスナップを撮るときもメインの被写体にぐっとフォーカスした写真にできる。ちょっと渋い場所が似合う 1/125秒 F2.8 ISO100 +0.7

置きピンをして羽ばたいた瞬間を。前後をあまりぼかしたくなかったのF8で 1/400秒 F8 ISO100

真正面からスクエアな感じで切り取りたいときも75ミリ相当はほどよい。遠近が少なく形をきれいにとらえてくれるからだ　1/1250秒 F2.8 ISO100

ISO感度を変えながら撮影。左上からISO400、800、1600、3200、6400。ISO1600以上はかなり荒れるが、前述した通り、RAWで撮ってSPPでしっかり現像すればノイズをかなり抑えて色もしっかり出た写真にできる