小さくなってズーム倍率アップ、ソニーからデジタル双眼鏡新製品
ソニーがデジタル双眼鏡「DEV-30」「DEV-50V」を発売する。既存製品より大幅な小型軽量化を進め、最大倍率も高めた。ボディは防じん防滴となりさまざま場所で安心して使える。
ソニーは5月15日、フルハイビジョン動画撮影が可能なデジタル双眼鏡「DEV-30」「DEV-50V」を6月21日より販売開始する。価格はオープンで、実売想定価格はDEV-30が13万円前後、DEV-50Vが17万円前後。
昨年秋に発表された「DEV-3」の後継となる製品で、「見ながら録れるデジタル双眼鏡」という特徴はそのままに光学式双眼鏡と変わらぬサイズまでの小型軽量化を進め、持ち運びや長時間の利用に適したサイズとした。本体サイズはDEV-50Vが148.5(幅)×72.5(高さ)×157.5(奥行き)ミリ、DEV-30が148.5(幅)×72.5(高さ)×157.5(奥行き)ミリ、重量はいずれも約765グラム。
DEV-30とDEV-50Vの主な違いは双眼鏡倍率(DEV-30はデジタルズームオフ8倍、デジタルズームオン15倍。DEV-50はデジタルズームオフ12倍、デジタルズームオン25倍)とGPSの有無(DEV-50Vのみ搭載。地図は非搭載)となる。
いずれも光学式手ブレ補正を備えており高倍率ズーム時に像を安定させることが可能なほか、撮像素子にはハンディカム「HDR-CX630V」同様の総画素543万画素の1/3.91型 Exmor Rセンサーを搭載しており、1920×1080ピクセル 60p/60iの記録も行える。約2000万画素相当の静止画記録や、3D形式での録画も行える。
ファインダーには0.5型/235.9万画素 有機ELファインダーを採用(DEV-3は液晶式)、視野角も36.9度と広く、コントラストも高く快適に利用できる。本体はIPX5相当の防じん、IPX4相当の防滴構造となっており、屋外で利用シーンを拡大している。
月明かり程度の明かりでも被写体を鮮明に確認できる「ハイパーゲイン」や、35ミリ換算1645.7ミリ相当(25倍)までのズームアップ可能なデジタルズームなど(25倍はDEV-50Vのみ、DEV-30は最大25倍)、デジタル製品であることのメリットを生かした各種の機能を有する。
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