カシオ、リモコンで最大7台まで同時撮影、高速連写も可能なハイスピードカメラ「EXILIM EX-100PRO」
明るい望遠レンズを搭載したカシオの「EXILIM EX-100」にプロユースのモデルが仲間入りした。最大で7台まで無線LANで同期でき、60枚/秒の高速連写も可能な「EXILIM EX-100PRO」だ。
カシオは2015年1月13日、法人向けハイスピードカメラ「EXILIM EX-100PRO」を発売する。価格はオープンだが、予想価格は12万円前後(税別)。個人でもカシオオンラインショップe-casioで購入可能。
同製品は、全域F2.8で光学10.7倍の明るい望遠レンズを搭載した従来の「EXILIM EX-100」をベースに、60枚/秒の高速連写機能、最大1000fpsのハイスピード動画撮影機能を追加。さらにAndroidタブレット向けアプリ「SynchroShot」を介して、最大7台のEXILIM EX-100PROを無線LANで同期して撮影することも可能にした。これにより、1つの被写体を多視点から撮影できるため、研究室の実験解析やアスリートのフォームチェックなどの、解析/分析を必要とするさまざまな分野での利用にも対応する。
ハイスピード動画撮影時には絞り、ISO感度、シャッタースピードの調整ができるモードを搭載し、ブレを抑えて撮影可能。また、望遠鏡や顕微鏡に接続した際、逆さまに見える画像を見やすいよう上下左右に反転表示して撮影、連写するモードも搭載した。
有効画素数は1210万画素で、撮像素子は1/1.7型正方画素高速CMOSセンサー。保存ファイル形式は静止画がRAW(DNG)、JPEGで動画はMOV(AVC/H.264準拠、音声はIMA-ADPCM)、動画の最大ファイルサイズは4Gバイト。ISO感度は80〜1万2800相当で、HSナイトショットでは最大2万5600相当。
サイズは119.9(幅)×50.5(奥行き)×67.9(高さ)ミリで重量は349グラム(電池とメモリーカード含まず)。リチウムイオン充電池、USB-ACアダプタ、microUSBケーブル、ネックストラップ、レンズキャップ、専用RAW現像ソフト「SILKYPIX Deveroper Studio4.0 for CASIO」ダウンロード用IDが付属する。
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