オリンパス、24倍光学ズームと5軸手ブレ補正搭載の「STYLUS SH-2」を発表
オリンパスイメージングから、光学24倍ズームレンズと5軸手ブレ補正機能を搭載したプレミアムコンパクトデジカメが登場。強力な手ブレ補正機能に対応した夜景撮影機能も備える。
オリンパスイメージングが3月12日、光学24倍の高倍率ズームレンズと、5軸手ブレ補正機能を搭載した、夜景に強いプレミアムコンパクトデジタルカメラ「STYLUS SH-2」を発表した。4月10日に販売を開始する。価格はオープンプライス。実売予想価格は3万7000万円(税別)前後。ボディカラーはシルバーとブラックの2色を用意する。
センサーは有効約1600万画素の1/2.3型裏面照射型CMOSで、ミラーレス一眼「OM-D E-M1」も搭載する高性能が増処理エンジン「TruePic VII」と組み合わせているのが特徴だ。広角24ミリから望遠600ミリまでをカバーする光学24倍ズームレンズを装備するほか、コンパクトデジカメでは世界初となる、静止画および動画の両方に対応した光学式5軸手ブレ補正機能も備える。「夜景キャプチャーモード」により、これまで気軽に撮影するのが難しかった夜景が手軽にきれいに撮れるのもポイントだ。ライブコンポジットも利用できる。
手ブレ補正機構は、E-M1のものをベースに開発されており、前傾後傾、左右回転、光軸回転ブレ、上下左右のシフトブレの5つの軸を補正する。この手ブレ補正機構に対応した「夜景キャプチャーモード」では、さまざまな夜景シーンを、シャッターを切るだけで手軽に撮影できる。
ボディはOLYNPUS PEN譲りの質感の高いデザインとなっており、上部や操作部にはボディカラーに合わせたアルミ合金を用いている。レンズの鏡枠の周囲と台座には、ダイヤカット加工を施し、ボディー前面にはシンセティックレザーや、削りだしのモードダイヤルを採用。さらに、ボディの前面と背面両方にグリップを備えた。コンパクトデジカメだが、ストラップ取り付け部は両つり型だ。
Wi-Fiを標準搭載しており、スマートフォンアプリ「OLYMPUS Image Share」を利用すれば、スマートフォンからカメラをコントロールしたり、カメラで撮った写真をその場でSNSにシェアしたりもできる。初期設定は、カメラのモニターに表示されたQRコードをスマートフォンで読み取るだけで完了する。動画機能も標準で備え、フルHD 60Pムービーが撮れるほか、タイムラプスムービーや240fpsでのハイスピードムービーなども撮影可能だ。
オプション品として、SH-2やSH-1で利用できる「本革ボディージャケットCSCH-120」も用意されている。色はブラックとライトブラウンの2色。PENシリーズ用の本革ショルダーストラップや本革ハンドストラップを合わせて使うこともできる。
関連記事
- オリンパス、5軸ブレ補正を搭載した24倍ズーム機「OLYMPUS STYLUS SH-60」
オリンパスが光学24倍ズームレンズを搭載しながら、5軸手ブレ補正を採用したコンパクトデジカメ「OLYMPUS STYLUS SH-60」を発売する。 - 手のひらに“サンニッパ” 全域F2.8 10.7倍ズームの「OLYMPUS STYLUS 1」
オリンパスが小型ボディに全域F2.8 35ミリ換算28〜300ミリズームを搭載した「OLYMPUS STYLUS 1」を発売する。「OM-D E-M5」同等のEVFも備えるなど、本格的な撮影を楽しめる。 - オリンパス、「STYLUS 1」を1s相当にする新ファームウェアを公開予定
オリンパスイメージングが、1月15日に「STYLUS 1」向けの新ファームウェア、Ver.2.0を配信することを明らかにした。このファームウェアにアップグレードすると、「STYLUS 1s」相当に機能がアップする。 - 万能感の高い 1/1.7型 搭載機の最高峰――オリンパス「STYLUS 1」
ミニOM-D的なスタイルの中身は間違いなく本格派。1/1.7型撮像素子搭載デジカメの中では間違いなく最高峰であり、かなりスゴい。ちょっとした旅行や撮影ならこれ1台で済みそうだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.