デュアル手ブレ補正と進化した4K PHOTOに注目せよ――パナソニック「LUMIX DMC-GX8」(3/3 ページ)
パナソニックのミラーレス一眼のラインアップに、高機能モデル「GX8」が加わった。中上級者向けの、趣味性が高いカメラに仕上がっている。
LUMIX DMC-GX8で撮影した作例
キットレンズのLUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.で広角端と望遠端。AUTOモード。いつもの作例よりコントラストが低いのは天候のせい。等倍で見ると画素数が上がった分、レンズ性能が気になるかも。個人的にはエントリー向け標準ズームレンズがどんどん薄型軽量に走っているので、それとハイエンド機の中間に位置するGX8やG7に相応しいクラスの標準ズームレンズが欲しい。
AUTOモードでお城をバックにポートレートを。顔検出は瞳をちゃんと見つけてくれるので安心して使える。
「LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4」を装着して絞り開放でポートレートを。このクラスのレンズを使うと2000万画素の解像感がちゃんと出て素晴らしい。
暗い室内で。ISO3200まで上がったがノイズはうまく処理されていて肌はけっこう滑らか。
広角端のローアングルで。絞り優先AEでF5.6。発色は派手すぎず扱いやすい。
道路にはみ出て咲いていたコスモス。こういう被写体の時、AF枠を小さくしてタッチパッドAFでピンポイントに合わせられるのはよい。
絞り優先AE(F5.6、1/15秒)、ISO200、レンズ:LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm / F4.0-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.、焦点距離:175mm
45-175mmの望遠ズームでセミを。ISO200に固定してスローシャッターで狙ってみた。レンズ内補正のみだがこのレンズの手ブレ補正はけっこう優秀なのであった。
木桶に入って出てきたラーメン。美味でした。14-140mmはあまり寄れないのでこういう写真には向かないけれども、料理作例ということで。
AUTOで夕焼けにレンズを向けたら、夕焼けと判断されて鮮やかな赤に。
25mm F1.4を付けて「4K PHOTO」で撮ったうちの猫。にゃあと声を出した瞬間を狙って、4Kプリ連写したもの。こういうときよいですな。
湾岸の53階から撮った東京の夜景。手持ちで撮影。自動的にISO3200へ。
同じ場所から、今度は三脚を使用。カメラが自動的に判断してスローシャッターになる。
ISO感度を上げながら撮影。ISO12800から極端にノイズが増える。まあ常用はISO1600〜3200くらいまで。
(モデル:伊藤千晶 オスカープロモーション)
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