Amazon、Kindle書籍を1万以上の米図書館で貸し出すサービスを発表

借りた本にはいくらでも書き込みができ、後で同じ本を購入するとしおりと書き込みが反映される。

» 2011年04月21日 07時52分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Amazon.comは4月20日(現地時間)、電子書籍リーダー「Kindle」向けのコンテンツを米国内の1万1000以上の図書館から貸し出す新サービス「Kindle Library Lending」を年内にスタートすると発表した。iPhoneやAndroid版をはじめとするすべてのKindleアプリユーザーも利用できる。

 ユーザーは、図書館から借りた電子書籍をWhyspersyncで同期することで、複数の端末で読むことができる。また、しおりや注釈の機能にも対応し、紙の書籍ではできない貸し出し書籍への書き込みができる。図書館で借りた電子書籍を後でAmazon.comから購入すると、しおりや書き込みがそのまま反映される。

 Amazonはこのサービスを、電子コンテンツサービスの米OverDriveとの提携で実現する。OverDriveは独自のiPhoneアプリ「Media Console」でコンテンツの図書館貸し出しサービスを展開しているほか、ソニーのReader向けにもこのサービスを提供している。

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