Barnes & Nobleが世界有数の流通大手、Baker & Taylorと提携し、図書館への展開を図ろうとしている。
ニューオーリンズで開催された米国図書館協会会議のさ中、Barnes & Nobleの陣営から幾つか興味深いニュースが飛び込んできた。どうやら、Barnes & Nobleが世界有数の流通大手、Baker & Taylorと提携したようだ。
この新しい提携により主にAxis 360を備えた図書館から電子書籍とオーディオブックを貸し出せるようになる。ところで、Axis 360とは厳密には何か。このソフトウェアは、紙/電子コンテンツを問わない形で図書館員が蔵書を構築できるようにするためのものだ。図書館員はBaker & TaylorのTitle Source 3サイトを通してコンテンツを注文でき、一方で図書館の利用者は幅広いコンテンツにアクセスできるようになる。Baker & Taylorによると、Axis 360を通じて注文されたコンテンツは受注直後に図書館の蔵書内で有効化される。今年の秋に始まるこのサービスにより、図書館はAxis 360を利用してEPUB形式の電子書籍およびオーディオブックに加え、利用者のレビューやレーティング情報にアクセスできるようになる。
これは広く人気のあるBarnes &NobleのNOOK系電子書籍リーダーにとって魅力ある堅実な新事業のようだ。Baker & Taylorはノースカロライナ州を本拠地としているので、現在、これは米国でのみ提供されるサービスで、米国以外の図書館で同サービスが利用可能になるかについてはアナウンスがない。
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