BookLive!の蔵書点数を調べてみた(8月19日編)定点観測

電子書籍ストア「BookLive!」の直近の蔵書数と売れ筋ランキングを紹介。世間ではどんな作品が人気なのかもチェック。

» 2011年08月20日 23時57分 公開
[ITmedia]

 凸版印刷とインテル、および凸版印刷の子会社であるビットウェイが設立した「BookLive」が運営する電子書籍ストア「BookLive!」。

 eBook USERでは幾つかの電子書籍ストアについて毎週金曜日に蔵書タイトルおよび点数を集計している。以下では、BookLive!の8月19日時点における最新の蔵書数と売れ筋ランキングを紹介する。なお、集計はセーフサーチオフで行っている。

あなたの読みたい作品も電子書籍で出てるかも?

 8月12日時点のタイトル数は、蔵書タイトルが1万9618点、蔵書点数は3万1044点。前回から500点ほど蔵書が増えた。ジャンルでは「文学」の拡充が進んでいる。

ジャンル 8月5日タイトル数(冊数) 同8月12日 同8月19日
ニュース・ビジネス・総合 13(58) 14(66) 15(73)
男性誌 2(5) 2(6) 2(7)
女性誌 5(11) 5(14) 5(14)
モノ・トレンド 7(15) 7(17) 7(18)
趣味・実用 35(42) 39(48) 39(48)
スポーツ 5(11) 5(12) 6(13)
少年マンガ 222(1935) 223(1972) 228(1996)
少女マンガ 532(1187) 538(1203) 539(1206)
青年マンガ 749(3821) 753(3874) 755(3883)
女性マンガ 1030(1891) 1060(1951) 1081(1991)
TLマンガ 194(225) 202(233) 202(233)
BLマンガ 192(221) 194(223) 203(232)
男性ちょいH 92(189) 92(189) 92(189)
女性ちょいH 82(119) 88(125) 91(128)
文学 923(1345) 948(1374) 1003(1457)
ミステリー 1250(1498) 1253(1501) 1292(1554)
歴史・時代 687(1559) 688(1560) 712(1588)
SF・ファンタジー 290(488) 293(492) 296(497)
ライトノベル 665(1214) 676(1235) 681(1255)
ビジネス・IT 975(1086) 1043(1155) 1063(1185)
ノンフィクション 560(638) 572(650) 592(674)
エッセイ・紀行 770(856) 777(863) 803(889)
趣味・生活 834(1306) 862(1334) 878(1352)
雑学・エンタメ 804(1226) 814(1412) 837(1447)
教育・文化 570(645) 579(654) 601(694)
ハーレクイン小説 2237(2292) 2237(2292) 2246(2302)
BL小説 1900(2169) 1934(2208) 1946(2220)
官能小説 2960(3420) 2995(3483) 3016(3505)
アイドル 3(3) 3(3) 3(3)
グラビア 263(272) 282(291) 282(291)
セクシー 97(105) 97(105) 97(105)
風景 3(3) 3(3) 3(3)
動物 2(2) 2(2) 2(2)
合計 18953(29857) 19280(30550) 19618(31044)
8月19日時点のBookLive!蔵書タイトル数および冊数

 8月19日時点の週間総合ランキングは以下の通り。いつものように講談社の漫画作品が強いが、「GIANT KILLING」などは部下を持つ管理職の方などが読んでも楽しめる一作だ。

順位 作品名 価格
1 宇宙兄弟 525円
2 GIANT KILLING 525円
3 ブッダ 315円
4 新宿スワン 525円
5 ミナミの帝王 420円
6 のだめカンタービレ 420円
7 快感フレーズ 368円
8 課長島耕作 525円
9 アイゼンファウスト 天保忍者伝 525円
10 花嫁はお仕置きに啼く 210円

BookLive! HOT NEWS

 BookLive!今週のホットな話題は、映画『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE〜勝どき橋を封鎖せよ!』の公開記念として配信が開始された『こちら葛飾区亀有公園前派出所』スペシャル版。

 この作品は、週刊少年ジャンプに連載され映画の原作となった「(^^)勝鬨橋、再び開く!!の巻」など、映画にまつわるエピソードを電子書籍向けに編成したもの。現在までに6編が並んでおり、全16編が配信予定。価格は42円からと安価で、「(^^)勝鬨橋、再び開く!!の巻」ほか一作品は無料。

 久しぶりにあった旧友の純は可動橋のプロに。もう2度と橋は動かないという純に、再び勝鬨橋が開く姿を見せるため、勘吉・豚平・珍吉の3人が活躍するという週刊少年ジャンプの作品らしいストーリーは、あなたが知っている「こち亀」とはちょっと異なり、ついつい読み込んでしまうかも。

 ちなみに、集英社のコミックスを有料配信するのは今回が初となるBookLive!。今後にも期待したい。

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