日本のIT技術者給与、世界で3番目の水準

» 2004年06月08日 08時23分 公開
[ITmedia]

 日本のIT技術者は、スイス、ドイツに次いで世界で3番目に高い給与を受け取っている――。Mercer Human Resource Consultingが6月7日発表した2003/2004年のIT技術者給与比較でこんな結果が出た。

 この調査では、世界32カ国で約3300社のIT専門技術者4万3000人を対象に、職位ごとの手取り金額を調べた。IT技術者給与の上位5カ国はスイス、ドイツ、日本、香港、米国の順。逆に最も低い国は、下から順にフィリピン、ベトナム、ブルガリア、マレーシア、インドネシア、インドとなっている。

 チームリーダー/上級専門職の場合、年間の手取り金額はスイスが7万5100ドル、日本が6万4500ドル、ドイツが6万4100ドル。一方フィリピンは7900ドル、ベトナムは8300ドル、米国などからの業務移管が増えているインドは9700ドルだった。

 一般的に西洋と北米では給与が高く、アジアと東欧では低い傾向があり、両者の間には大きな開きがあることから、米国などでIT業務の国外移管に関心が高まっている理由に改めて説明がつくと、報告書では指摘している。

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