NTTエレクトロニクス、指紋認証機能を備えたUSBキーを発売

NTTエレクトロニクスは6月10日より、指紋の読み取りと照合、認証機能を備えたUSBトークン「FingerQuick」の販売を開始する。

» 2004年06月09日 17時29分 公開
[ITmedia]

 NTTエレクトロニクス(NEL)は6月10日より、指紋の読み取りおよび照合、認証機能を備えたUSBトークン「FingerQuick」の販売を開始する。これは、日本電信電話(NTT)とNELが共同で製品化を進めてきたもの。

 FingerQuickは、指紋の読み取りと指紋データの登録、保管、指紋照合までの一連の処理機能を内蔵した認証用USBキー。FingerQuickの中にはまた、指に対応したパスワードが格納されており、指紋認証に成功するとそのパスワードがPCに送信される。単純に言ってしまえば、指紋情報が合致すればパスワード入力作業が代行される仕組みだが、FingerQuickでは、人間にはとうてい記憶が困難な最大63文字のパスワードを設定できる。

 これにより簡便な操作で、PCやアプリケーションへのログインやファイル暗号/復号時の認証をより強固なものにできる。PC側に専用ソフトウェアやドライバを導入する必要がないこと、指紋データをはじめとする重要なデータが外側に漏れる心配が少ないことなども特徴だ。

 製品には、基本型の「FQB-10」と、米Secure Computingが提供する認証サーバに対応したワンタイムパスワード生成機能を内蔵した「FQP-10」の2機種がある。価格はオープンプライス。

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