富士通研究所、システム分析・可視化技術の開発に成功

富士通研究所は、複数のサーバで構成されるシステムの挙動を、運用管理者にわかりやすく提示するシステム分析・可視化技術の開発に成功した。

» 2004年07月09日 21時20分 公開
[ITmedia]

 富士通研究所は7月9日、複数のサーバで構成されるシステムの挙動を外部から観測・分析し、運用管理者にわかりやすく提示するシステム分析・可視化技術の開発に成功したと発表した。

 同技術は、ITシステムのネットワーク上を流れる通信メッセージから、対象となるシステム処理の流れをモデル化し、実際の通信メッセージとそのモデルとを比較することで、問題の有無/箇所/程度の特定を容易にするというもの。

 今回開発された技術を発展させることで、システム運用管理のTCO削減や、障害原因の早期発見とその対処を期待できるという。

 同研究所では今後、同技術の精度向上や適用範囲拡大を目指した研究開発を進めると共に、ネットワーク製品への適用など、早期事業化を目指した検討を行う計画だ。

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